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中央値平滑化
medsmooth(v, [n], [m]) - v の各値を、その値を中心とする n 点の中央値で置き換えて、平滑化されたベクトルを返します。ウィンドウ幅 n は、ベクトルの両端付近では狭くなります。
medsmooth 関数は中央値フィルタを実行します。これは大きく外れたデータ点の影響を最も受けにくいので、平滑化関数の中では最も安定した関数です。ただし、データの鋭い特徴が失われる傾向があります。この方法は、ガウスカーネル法による平滑化または局所最小二乗法による平滑化と比較できます。loess 多項式回帰手法も、平滑化には効果的な方法です。
VSmooth(v, w) - 幅 w の各ウィンドウ内で変化が生じなくなるまで、v の中央値平滑化を繰り返し実行します。平滑化の収束精度は TOL によって制御されます。
引数
v は実数の配列です。
nm はオプションであり、デフォルト値は 3 です。
引数 v が 1D ベクトルの場合、n のみを設定できます。その場合、m は適用されません。
引数 v が 2D 行列の場合、正方形ウィンドウ (n = m) にするには n のみを設定し、矩形ウィンドウにするには nm の両方を設定します。
w はウィンドウ幅のベクトルです。w の成分は、v の長さより小さい、負でない奇数でなければなりません。