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オブジェクトを確認
このメニューコマンドを使うと、イラストレーションにあるすべてのオブジェクト情報をチェックできます。このようなチェックが便利な理由は、いくつかあります。最も重要な理由は、必要な情報すべてが入力されているかどうかを検証できることです。さらに、統一性に欠ける部分を見つけられるので、インタラクティブ環境で利用するとき問題を回避できます。
このメニューコマンドを選択すると、次のダイアログボックスが開きます。
このウィンドウで、テスト条件の詳細を指定できます。
ID および名前
これらの属性はオブジェクトの識別に使用する点で、特に重要です。これらの属性に適用される規則は、環境に応じて異なります。ID は通常の規則のように、必ず固有の ID を用いて、オブジェクトを明確に識別できるようにします。イラストレーションをウェブ環境 (HTML または XML) で使用する場合は、ID および名称はインターネットアドレス (URI) の一部として転用されます。この場合、使用できる文字が限られます。WebCGM の場合は、ID または名称にどの文字を使用するかがより細かく規定されています。このため、ID または名称を検証するときどの規則を使用するかを指定できます。
ID および名称の独自性 (重複しないこと) をそれぞれチェックできます。該当するチェックボックスをオンにして指定します。多くの場合、ID のみに独自性を求め、名前の重複は許容するようにします。
オブジェクトタイプを確認
この設定は、設定された DTD に適合しないオブジェクトタイプがイラストレーションで使われているかどうかをチェックします。
属性を確認
ここでは、複数のチェックが行われます。最初に、選択した DTD で属性が可能かどうかをチェックします。次に値をチェックします。入力内容に誤りがあると、その修正が必要になります。DTD に応じて値の入力が必要かどうかを判断するチェックも行われます。必要な場合は、欠落している値をレポートします。
ローカルリンクを確認
このチェックボックスをオンにすると、リンク属性を検証し、そのターゲットがまだ存在するかを判断します。
選択したオブジェクト情報および DTD に応じて、ダイアログボックスが開いて、検出したエラーを報告します。それらのエラーを修正できます。
このコマンドによって、現在選択されている定義ファイル (DTD) と一致しないオブジェクト情報から、属性を削除できます。これらの定義ファイルの詳細については、DTD を選択を参照してください。
属性を含むファイルを開くと、Arbortext IsoDraw はそれらの属性を採用します。そのようなファイルには、Arbortext IsoDraw、CGM、Adobe Illustrator ファイルなどがあります。これらの属性は、DTD なしに、または異なる DTD を使って作成されている場合があるので、現在設定されている DTD と必ずしも一致しません。このような状態は、「DTD を選択」メニューコマンドを使って DTD を変える場合にも該当します。