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スクラップイベントの履歴の入力
生産された材料の品質チェックは一般的に、ジョブオーダーの完了後に行われるため、一部の生産された材料は、生産ブロックの完了後にスクラップとしてマークされます。過去 24 時間以内の生産ブロックの場合、生産ブロックを編集することで、スクラップ損失イベントを入力できます。24 時間より前に完了したジョブオーダーのスクラップイベントを入力するには、スクラップイベントの履歴を入力する必要があります。
スクラップイベントの履歴を入力するには、次の手順を実行します。
1. 展開されたイベントログで、「スクラップイベントの履歴を追加」をクリックします。「スクラップイベントの履歴エントリ」ウィンドウが開き、作業拠点の現在の先導作業ユニットが識別されます。
「スクラップイベントの履歴」ウィンドウ。
2. スクラップイベントの履歴の「イベントカテゴリ」は、常に「スクラップ」です。
3. 「イベントを発生させている作業ユニット」で、先導作業ユニットでスクラップ損失が発生する原因となった作業ユニットを選択します。デフォルトでは、作業拠点の先導作業ユニットが選択されます。損失イベントの理由が、先導作業ユニットの上流または下流の作業ユニットで発生した場合は、代わりにその作業ユニットを選択できます。
4. 「損失理由を選択」で、イベントの原因となった作業ユニットの損失理由に移動して選択します。先導作業ユニットが「イベントを発生させている作業ユニット」として選択されている場合、「スクラップ」損失カテゴリからの理由のみを選択できます。先導作業ユニット以外の作業ユニットが「イベントを発生させている作業ユニット」として選択されている場合、選択した作業ユニットに有効な損失理由を任意の損失カテゴリから選択できます。
5. 「イベントの詳細」で、ジョブオーダーのフィールドを有効にする材料、およびスクラップイベントの履歴の開始日時を指定する必要があります。
「材料」の場合、スクラップイベントの履歴を追加するドロップダウンリストから材料を選択します。このリストには、現在の日付の前日から過去 14 日以内に、この作業ユニットによって生産された材料が含まれています。ドロップダウンリストの「入力を開始」フィールドにテキストを入力することで、材料のリストを絞り込むことができます。ワイルドカードサーチはサポートされていません。
「ジョブオーダー」の場合、ドロップダウンリストからジョブオーダーを選択します。ジョブオーダーが不明な場合は、最初に「開始日時」を選択して、「ジョブオーダー」フィールドを自動的に事前設定します。ドロップダウンリストの「入力を開始」フィールドにテキストを入力することで、ジョブオーダーのリストを絞り込むことができます。ワイルドカードサーチはサポートされていません。選択した材料が 1 つのジョブオーダーによって生産される場合、そのジョブオーダーは「ジョブオーダー」フィールドに自動的に表示されます。
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作業拠点の先導作業ユニットが変更されている場合、ジョブオーダーが生産中であったときに設定された先導作業ユニットに対して、スクラップイベントの履歴がログ記録されます。
「開始日時」の場合、ドロップダウンリストから開始日時を選択します。開始日時が不明な場合は、最初に「ジョブオーダー」を選択して、「開始日時」フィールドを自動的に事前設定します。ドロップダウンリストの「入力を開始」フィールドにテキストを入力することで、開始日時のリストを絞り込むことができます。ワイルドカードサーチはサポートされていません。選択した材料が 1 つのジョブオーダーによって生産される場合、そのジョブオーダーの開始日時は「開始日時」フィールドに自動的に表示されます。
6. 「影響」で、スクラップされた材料の数量を、「数量」フィールドに入力します。「数量」値には小数を含めることができますが、13 桁以内にする必要があります。
「良品から再割当」チェックボックスは、スクラップされている数量を、「良品」数から除去するかどうかを決定します。チェックボックスをオンにするタイミングを決定するには、スクラップされている数量が、「良品」としてすでにログ記録されているかどうかを考慮します。
スクラップされている数量が、「良品」としてすでにログ記録されている場合は、「良品から再割当」チェックボックスをオンにします。このチェックボックスがオンの場合、「スクラップ」数は増加し、「良品」数は減少します。「良品」数から再割当された任意の数の生産時間は、有効な生産時間からスクラップの損失時間に再割当されます。
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スクラップイベントの履歴に対して「良品から再割当」チェックボックスをオンにすると、スクラップイベントの履歴が追加される生産ブロックに対して負の「良品」数が発生する可能性があります。これは、「スクラップ」数がジョブオーダーの「良品」の合計数を超えていない限り許可されます。
スクラップされている数量が、「良品」としてまだログ記録されていない場合は、「良品から再割当」チェックボックスはオンにしないでください。このチェックボックスがオフの場合、「スクラップ」数は増加し、「良品」数は同じままです。
7. 「理由」で、行った選択に基づいて、「イベントカテゴリ」「損失カテゴリ」、および「損失理由」のフィールドが事前設定されます。選択した損失理由が理由ツリーの最下位レベルにない場合、「損失理由」フィールドの下にアラートが表示されます。このアラートが存在する損失イベントは保存できますが、パフォーマンス分析にあるパレート図やトレンド図のデータは完全ではありません。
8. 「コメント」フィールドに、オプションのコメントを入力します。
9. 「保存」をクリックします。展開されたイベントログビューに戻ります。
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イベントログ内のイベント数と適用されたフィルタによっては、新しいスクラップイベントエントリが、イベントログの可視領域に表示されない場合があります。リストに新しいスクラップイベントを表示するには、「スクラップのみ (週)」フィルタを選択し、ジョブオーダーや材料など、エントリのいずれかの既知の値をサーチするかまたは並べ替えます。スクラップイベントが 1 週間より前のものであると、イベントログには表示されません。
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