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作業定義実行ステータスの設定と使用
実行ステータスは、ジョブオーダーの一部として実行される作業定義の進行状況の把握を可能とします。作業指示構築ブロックは、作業定義に関する基本的な一連の実行ステータスを提供し、ビジネスニーズに合わせてカスタマイズできます。
Planned
Running
Held
Canceled
Completed
サービスは、デフォルトの製造オーダーマネージャ Thing (PTC.SCA.SCO.DefaultProductionOrderManager) で、新しいステータスの作成、既存のステータスの更新または削除、個々のステータスの読み込み、またはすべてのステータスのリスト読み込みのために使用できます。作業指示構築ブロックは、作業定義に関する実行ステータスの変更ログを読み込むためのサービスも提供し、それぞれのステータスで経過した時間のサマリーも提供します。
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作業定義コンバータサービスでは、次の 3 つの追加された実行ステータスを使用して、プロセス計画の変換の進捗状況を監視できます。
Building - プロセス計画の変換はまだ処理中です。
BuildingSuccess - プロセス計画の変換が正常に完了しました。
BuildingFailure - プロセス計画の変換中にエラーが発生しました。
これら 3 つのステータスを削除または更新しないでください。
長時間実行中の変換プロセスでは、GetWorkDefinition サービスまたは PostgresDatabase クエリーサービスを使用して、ルート作業定義をクエリーして実行ステータスを確認できます。
作業定義実行ステータスの作成
CreateWorkDefinitionExecutionStatuses サービスを使用して、WorkDefinitionExecutionStatuses 入力パラメータテーブルにそれらを追加することにより、複数の作業定義実行ステータスを作成できます。
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作業定義実行ステータス (または、作業指示構築ブロックのデータモデルの一部である任意のオブジェクト) を作成する場合、UID 値はシステムによって自動的に生成されます。UID フィールドにどのような値を入力しても無視されます。
CreateWorkDefinitionExecutionStatuses サービスを実行すると、作成された作業定義実行ステータスとその UID のリストを返します。
作業定義実行ステータスの読み込み
GetWorkDefinitionExecutionStatus サービスを使用して、UID 入力パラメータにステータスの UID を入力することにより、個々の作業定義実行ステータスを読み込んで表示できます。
または、GetWorkDefinitionExecutionStatuses サービスを使用して、データベース内のすべての作業定義実行ステータスとその UID を読み込むこともできます。
作業定義実行ステータスの更新
UpdateWorkDefinitionExecutionStatuses サービスを使用して、既存の作業定義実行ステータスの名前を更新することができます。WorkDefinitionExecutionStatuses 入力パラメータテーブルで、更新する作業定義実行ステータスの UID を入力し、続いてステータスの新しい「名前」値を入力します。サービスを実行すると、更新された作業定義実行ステータスのリストが、UID と合わせて返されます。
作業定義実行ステータスの削除
DeleteWorkDefinitionExecutionStatus サービスを使用し、削除する作業定義実行ステータスの UID を指定することによって、以前に作成した任意の作業定義実行ステータスを削除することができます。削除された (存在しない) 作業定義ステータスを読み込もうとした場合、結果テーブルは空になります。
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作業定義実行ステータスを削除するときは注意してください。使用されている、または使用されていた作業定義実行状態を削除しようとしても、システムはそれらを保護しません。
実行ステータス変更ログの表示
GetWorkDefinitionExecutionLog サービスを使用して、作業定義の実行ステータス変更ログを表示させることができます。WorkDefinitionUID 入力パラメータ用の作業定義の UID を入力します。返される結果は、実行ステータスの UID および名前、ステータス変更のタイムスタンプ、および変更を行ったユーザーの名前を提示します。
実行サマリーの表示
GetWorkDefinitionExecutionSummary サービスを使用して、作業定義の各実行ステータスで経過した合計時間のサマリーを表示させることができます。WorkDefinitionUID 入力パラメータ用の作業定義の UID を入力します。現在のステータスで経過した時間を計算するには、IncludeCurrentStatus「True」を選択します。
返される結果は、実行ステータスの UID と名前、およびそのステータスで経過した合計時間 (秒) を提示します。
作業定義実行ステータスの検証
作業定義を作成または更新する際に実行ステータスを指定すると、システムが指定されたステータスの存在有無を検証するまで、作成または更新アクションは完了できません。詳細については、操作前、操作中、操作後のイベントのディスパッチと検証を参照してください。
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