履歴データのデータベーステーブルのパージ
履歴データのデータベーステーブルは、手動でパージすることも、履歴データパージスケジューラ (PTC.DBConnection.HistoricalDataPurgeScheduler) によってスケジュールすることもできます。履歴データのデータベーステーブルがパージされると、履歴データのみが削除され、ほかのデータベーステーブル内の関連データは削除されません。
PurgeHistoricalData サービス
PurgeHistoricalData サービスは、履歴データ管理 Thing Shape (PTC.DBConnection.HistoricalDataManagementThingShape) にあり、結果として、履歴データマネージャ (PTC.DBConnection.HistoricalDataManager) から実行できます。このサービスの入力パラメータ DataAgeInDays は、履歴データのデータベーステーブルにデータを保持する期間を表します。たとえば、ユーザーが 14 と指定した場合、14 日前より古い履歴データのデータベーステーブル内のエントリが削除されます。PurgeHistoricalData サービスは、履歴データパージスケジューラによって、スケジューラで指定されている頻度で呼び出されます。このサービスを使用して手動でデータをパージすることはできますが、スケジューラを使用することを勧めします。
履歴データパージスケジューラ
履歴データパージスケジューラ (PTC.DBConnection.HistoricalDataPurgeScheduler) は、ThingWorx Scheduler Thing Template を使用します。履歴データパージスケジューラは、PTC.DBConnection.HistoricalDataManager Thing で、PurgeHistoricalData サービスを呼び出します。
履歴データパージスケジューラを使用するには、「プロパティおよびアラート」の下の DataAgeInDays プロパティ、および「一般情報」の下の「スケジュール」フィールドと「スタートアップ時にタイマーを自動的に有効にする」フィールドの 3 つの Thing を設定する必要があります。
履歴データパージスケジューラの「DataAgeInDays」プロパティは、データベーステーブル内のデータがパージされるまでデータベースに保持される期間を指定します。たとえば、値を 28 に設定すると、コンフィギュレーションテーブルの「schedule」プロパティに対して指定されている頻度で、4 週間 (28 日) 前より古いデータがパージされます。デフォルトでは、「DataAgeInDays」の値は 14 です。
「スケジュール」フィールドは、cron ジョブ定義式を受け取り、履歴データのデータベーステーブルからデータがパージされる頻度を処理します。デフォルトの定義式 (上の図に示す) は、1 日 1 回、午前 0 時にデータをパージするための定義式です。適切な cron 定義式の形成の詳細については、ThingWorx サポートアーティクル、Thingworx: How To Format a Cron String を参照してください。また、多くの無料 Web サイトでも、必要な入力に基づいて cron 定義式を生成できます。
「スタートアップ時にタイマーを自動的に有効にする」チェックボックスは、スケジューラがアクティブかどうかを決定します。「スタートアップ時にタイマーを自動的に有効にする」チェックボックスがオンになっていなければ、履歴データのデータベーステーブルのデータがパージ可能であっても、データはパージされません。デフォルトでは、スケジューラは有効になっていません。スケジューラを有効にするには、スケジューラの「サービス」ページから、EnableScheduler サービスを実行します。スケジューラのステータスは、それが有効か無効かにかかわらず、「プロパティおよびアラート」ページで、Enabled プロパティ別に表示されます。
これは役に立ちましたか?