ラベルフォーマット関数について
ラベルフォーマットで使用できる関数のリストを表示するには、「ラベルの作成」(Create Label) または「ラベルの編集」(Edit Label) ダイアログボックスの「関数選択」([fn(x)]) をクリックします。「関数の選択」(Select a function) ダイアログボックスが表示されます。下表でラベルフォーマット文字列の関数を説明します。
「関数の選択」(Select a function) ダイアログボックスのエントリ
フォーマット文字列内に挿入される関数
説明
相互参照 (列文字 {-}、ロケーションセット文字 {/})
[dg_xref(-,/)]
デフォルト
形状間の相互参照として同一の加工品に属するほかの形状の位置を示します。その結果のラベルはさまざまな結果を表示します。
複数の形状が存在する場合は、カンマで区切って各形状の位置が返されます。
この関数によって返される内容の例を次に示します。
* - ほかに参照する形状がない場合。
4 - 参照された形状はこのシートのロケーションセットの列 4 にあります。
Sheet_1-4 - もう 1 つの形状が Sheet1 にあり、このシートがカレントシートと同じロケーションセットにあって、そのロケーションセットのシートの連番が false に設定されている場合。
Default/Sheet1-4 - もう 1 つの形状が Sheet1 にあり、このシートが Default という名前の別のロケーションセットにある場合。
Default/4 - もう 1 つの形状が Default という名前の別のロケーションセットの列 4 にある場合。このような状況が生じるのは、ロケーションセットで列の連番が true に設定されている場合です。
* 
ロケーションセットで行と列によるナンバリングを使用するよう設定されている場合、返された相互参照は [column, row] という形式となります。たとえば、[2,8] のようになります。
パラメータは以下のとおりです。
column character{-}-: 呼び出しの最初のパラメータ (デフォルトは -) は、シート名と列番号を区切るのに使用します。たとえば、Sheet1-4 のようになります。
location set character{/}-/: 呼び出しの 2 番目のパラメータ (デフォルトは /) は、ロケーションセット名とシート名を区切るのに使用します。たとえば、Default/Sheet1-4 のようになります。
メインメンバー相互参照 (列文字 {-}、ロケーションセット文字 {/})
[dg_xref_master(-,/)]
グループのメインメンバーの形状がある場所を、相互参照 (dg_xref) と同じ出力フォーマットを使用して表示します。
子の名前 ({論理名})
[dg_child_name(1)]
指定された論理名における構成部品の子の名前を表示します。デフォルトの論理名は 1 です。構成部品が可変グループの場合、論理名はカンマで区切られた一対の数字で指定されています。
子のプロパティ ({プロパティ名}、{論理名})
[dg_child_property(name,1)]
指定された論理名における、構成部品の指定されたパラメータの値を表示します。デフォルトのパラメータ名は name です。デフォルトの論理名は 1 です。構成部品が可変グループの場合、論理名はカンマで区切られた一対の数字で指定されています。
加工品の完全な名前 (セパレータ文字 {/})
[dg_full_name(/)]
セパレータ文字で区切られた、加工品の完全な名前を表示します。デフォルトのセパレータ文字は / です。たとえば、Conn1/Motor/1 のような名前を使用できます。
コンテナ名 (存在する場合)
[dg_container_name_if_present()]
加工品に親があれば、その親の名前を表示します。
シートのシーケンス番号
[dg_get_sheet_info(seq_num)]
ロケーションセット内のシートの位置を表示します。
ロケーションセット内のシート数
[dg_get_sheet_info(num_sheets)]
ロケーションセット内のシートの数を返します。
* 
ロケーションセットのシーケンスにギャップがあることがあるので、シートの数が、ロケーションセット内のシーケンス番号の最高値と一致しない場合があります。
ロケーションセット内のシーケンス番号の最高値
[dg_get_sheet_info(end_seq_num)]
ロケーションセット内のシートシーケンス番号の最高値を表示します。
ダイヤグラムタイプの名前
[get_diagram_type_info(name)]
ダイヤグラムタイプの名前を表示します。(システムによって設定されたもの)
ダイヤグラムタイプの説明
[get_diagram_type_info(description)]
ダイヤグラムタイプの説明を表示します。(システムによって設定されたもの)
加工品の論理名
[dg_get_logical_name()]
加工品の論理名を整数で表示します。
* 
加工品が可変グループのメンバーである場合、論理名はペアとして返ります。たとえば、[1,1] のように指定します。
祖先の数
[dg_get_num_ancestors()]
加工品の祖先の数を表示します。たとえば、ポートがブロックのメンバーであり、そしてそのブロックがグループのメンバーであれば、ポートには 2 世代の祖先があるということになります。
'変換後' 構成部品を取得 ({to}, {propname}, {both|port|component})
および
'変換前' 構成部品を取得 ({from}, {propname}, {both|port|component})
[report_from_to(from,name,both)]
そのファイバーに接続されているオブジェクトの詳細を表示します。接続ポート、接続ポートの親、またはその両方についての詳細を返すことができます。
* 
この関数はファイバー専用です。
パラメータは以下のとおりです。
{From|To} - ワイヤの最初のポート (from) を取得するか、それとも 2 番目のポート (to) を取得するかを指定します。
{propname} - 接続しているオブジェクトから取得するパラメータの名前を指定します。
{both|port|component} - 接続ポート、接続ポートの親、あるいはその両方のいずれについて情報を返すかを指定します。both が指定された場合、2 つの値はスペースで区切られます。
たとえば、ワイヤの一方の端が B1 という名前のブロックに接続されており、もう一方の端はどこにも接続されていないとします。関数でパラメータ name が要求される場合、fromB1、および toNC (未接続の場合) です。