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Monitor、Helper、および Worker の概要
Monitor、Helper、および Worker の機能について、以下で概要を説明します。
Monitor の概要
Monitor (workermonitor プロセスとも呼ぶ) は Worker Agent (サーバーとも呼ぶ) によって Worker マシン上で実行される 1 つ目のプロセスであり、Worker Agent と直接通信します。
Monitor を使用することで、サーバーは以下の操作を実行できます。
Helper と Worker が動作していない場合でも、Worker マシンと通信して新規 Worker を開始します。
Worker 自体の開始に失敗した場合でも、Worker マシン上で Monitor、Helper、Worker のログファイルを表示します。
単一の Monitor プロセスを使用して、単一の Worker 定義の複数のインスタンスを開始します。
各 Worker が一意のコンフィギュレーションを必要とするので、ファイル同期化が有効な Worker は、Worker 定義ごとに 1 つの Worker インスタンスに制限されています。
Helper の概要
Helper (workerhelper とも呼ぶ) は、Worker Agent と Worker プロセス間の通信を処理する仲介役として機能します。
Helper は、Worker プロセスをさらに効果的に制御可能な、Worker マシン上で動作するローカルプロセスを提供します。
1 つの Helper は Worker を 1 つだけ管理します。
Helper ログファイルでは以下のような情報が提供されます。
Worker が正常に開始したかどうか、または開始に失敗した理由。
パブリッシングジョブの進行状況と、Worker の全体的なステータス。
Helper は Worker マシン上でタイムアウトをローカルに実装できます。問題が発生した場合や、Worker をシャットダウンしなければならない場合、Helper は Worker が完全にシャットダウンするよう確認し、残りのプロセスやファイルをクリーンアップします。
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workerhelper は CAD Worker でのエラーからの完全な回復を保証しません。場合によっては、プロセスを再起動したり、手動で終了したりする必要があります。
Worker の概要
Worker は、Helper によって Worker Agent を介して送信されるパブリッシングジョブ、印刷ジョブ、干渉ジョブを処理するために必要な操作を実行します。これらの操作は、設定されている共通ファイルシステムを介して送信されるジョブが PAJ ファイルで定義されています。
Worker は通常、処理するファイルの作成に使用されたアプリケーションの API (たとえば、Creo CAD ファイルをパブリッシングする場合は Creo TOOLKIT API) を使用して記述します。
Worker ログファイルには変換プロセスが示されます。
パブリッシングジョブが失敗した場合、Worker ログファイルには変換のデバッグ情報が書き込まれます。
パブリッシングの際、デバッグログオプションを設定することで、ログファイルに記録される情報を指定できます。設定時には、指定されているセットアップディレクトリ内のデバッグオプションテキストファイルを使用します。
アーティクル CS297388 に示されている方法で、Worker の TCIPIP 接続キープアライブタイムアウト値を設定できます。
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