新しい設計を生成する前に、開始ジオメトリで初期シミュレーションを実行できるようになりました。固有値検討と構造検討の両方で初期シミュレーションを実行できます。

ユーザーインタフェースの場所: 「アプリケーション」(Applications) > 「ジェネレーティブデザイン」(Generative Design) > 「初期シミュレーションを実行」(Run Initial Simulation) の順にクリックします。

リリース: Creo Parametric 9.0.0.0

この機能強化により、最適化されていないジオメトリの応力応答または周波数応答を把握し、最適化のために検討が適切に設定されていることを確認できます。たとえば、初期シミュレーションで、開始ジオメトリの安全係数が、最適化された部品に求められる安全係数よりも低いことが示された場合、その材料ではさらなるボリューム最適化は行えず、検討を再定義する必要があります。

最適化の後で、グラフィックツールバーの「分割スクリーンビューを表示」(Show Split Screen View) ボタンをクリックして、初期シミュレーションの結果を最適化シミュレーションの結果と並べて表示できます。

これまでは、ジェネレーティブデザインで開始ジオメトリのシミュレーション結果を調べる手段はありませんでした。

この機能強化により、検討の設定が妥当で最適化のために適切に定義されていることを確認できます。