GD&T Advisor の機能強化
リリース: Creo Parametric 9.0.0.0
この機能強化に関するビデオをご覧ください。
この機能強化の利点
GD&T Advisor でいくつかの新しい機能強化が実施され、ユーザビリティと生産性が向上しました。
一般的な機能強化
GD&T Advisor での詳細規格のサポートの向上
GD&T Advisor で作業する場合の寸法作成のワークフローの向上
GD&T Advisor におけるアノテーション操作時の生産性の向上
GD&T Advisor における ISO GPS 1101:2017 および ASME Y14.5-2018 の仕様要素と修正子のサポートの向上
ユーザーインタフェースの場所: 「GD&T Advisor」 > 「公差形体」(Tolerance Feature) > 「詳細」(Details)
特別な修正子を適用して、特別な GD&T 条件を示すことができます。新規「詳細」(Details) タブには、公差形体定義に必要な規格仕様要素と修正子が表示されます。このタブでは、特別な GD&T 条件を示すために、詳細規格によってサポートされる特別な修正子を適用できるようになりました。
* 
「詳細」(Details) タブは、これらの規格の以前のバージョンでは使用できません。
さらに、モデル GD&T の GD&T Advisor 検証中に、GD&T Advisor の外部で作成された修正子によってアノテーションの正確性も検証されます。これまでは、GD&T の特別な修正子を追加するために、必要な修正子がネイティブ Creo 環境で追加されていたため、正確性が GD&T Advisor によって検証されていませんでした。
この機能強化により、詳細規格への準拠を容易に実現できるようになりました。
ISO GPS 1101:2017
ASME Y14.5-2018
公差形体定義の寸法の自動作成
ユーザーインタフェースの場所: 「GD&T Advisor」 > 「公差形体」(Tolerance Feature) > 「寸法」(Dimensions) > 「選択を作成」(Create Selected)
新規の「選択を作成」(Create Selected) コマンドを使用して、公差形体定義の寸法を作成できるようになりました。場合によっては、公差形体の定義を完了するために、寸法が使用可能でなければならない場合があります。「選択を作成」(Create Selected) コマンドを使用して、寸法を選択して作成できます。
「寸法」(Dimensions) タブで、作成する寸法を選択して、「選択を作成」(Create Selected) をクリックすると、GD&T Advisor によって寸法が自動的に作成されます。
「選択を作成」(Create Selected) コマンドは、次の形体タイプでサポートされています。
単純穴
単純シャフト
スロット
スラブ
スロット穴
これまでは、公差形体定義に必要な寸法が手動で作成されていました。この機能強化により、GD&T 公差タスク中の寸法作成にかかる時間が短縮されるようになりました。
GD&T のアノテーションとモデルサーフェスの選択の向上
グラフィックウィンドウでアノテーションまたはモデルサーフェスを選択すると、対応する形体が GD&T Advisor の形体ツリーで選択されます。この機能強化は、モデルで複数の GD&T アノテーションが定義されている場合に便利です。
この機能強化により、形体ツリーで関連する形体のサーチにかかる時間が短縮され、ユーザビリティと生産性が向上します。
追加情報
ヒント:
なし。
制限事項:
既知の制限事項はありません。
これは、既存の機能からの置き換えですか?
いいえ。
この機能に関連付けられているコンフィギュレーションオプション:
なし。
これは役に立ちましたか?