慣性リリーフ
新しい「慣性リリーフ」(Inertia Relief) オプションを使用して拘束されていないモデルを解決することができるようになりました。
「慣性リリーフ」(Inertia Relief) オプションを使用すると、3 ポイント拘束がモデルの内部に配置されます。これは、新しく作成された UCS を基準にして 3-2-1 拘束を使用しています。3 ポイント拘束は変位の解に影響しますが、応力の解には影響しません。
モデルに拘束が定義されている場合に「慣性リリーフ」(Inertia Relief) オプションを選択すると、定義済みの拘束は無視され、代わりに「慣性リリーフ」(Inertia Relief) が考慮されます。
このオプションは構造検討でのみ使用できます。
ユーザーインタフェースの場所: 「アプリケーション」(Applications) > 「Ansys Simulation」 > 「シミュレーションの設定」(Simulation Setup) > 「慣性リリーフ」(Inertia Relief) の順にクリックします。
リリース: Creo Parametric 9.0.0.0
この機能強化に関するビデオをご覧ください。
この機能強化の利点
この機能強化は、Creo Ansys Simulation で拘束なしの構造をシミュレートする場合に使用できます。「慣性リリーフ」(Inertia Relief) オプションでは、慣性荷重を持つ外部荷重と、構造内の加速度とのバランスを保ちます。
この機能強化は、空間に自由に浮遊しており、荷重が適用されていると見なすことができるモデルに役立ちます。
追加情報
ヒント:
なし。
制限事項:
既知の制限事項はありません。
これは、既存の機能からの置き換えですか?
いいえ。
この機能に関連付けられているコンフィギュレーションオプション:
なし。
これは役に立ちましたか?