Creo Simulation Live のユーザーインタフェース
Creo Simulation Live ユーザーインタフェースにアクセスするには、「ライブシミュレーション」(Live Simulation) タブを選択します。
ユーザーインタフェースには、次のグループ、コマンド、およびショートカットが含まれています。
• 「検討」(Study)
◦ 「シミュレーションを追加」(Add Simulation) - 次のシミュレーション検討を作成します。
▪ - 構造シミュレーション検討。
▪ - 熱シミュレーション検討。
▪ - 固有値シミュレーション検討。
▪ - 内部または外部の流体シミュレーション検討。
▪ 「既存のシミュレーションをインポート」(Import Existing Simulation) - 既存のシミュレーション検討をインポートします。
◦ 「パフォーマンスオプション」(Performance Options) - 速度と精度のバランスを調整します。シミュレーションの速度を遅くし、精度を高くするには、スライダーを右に移動します。精度を犠牲にして、シミュレーションの速度を上げるには、スライダーを左に移動します。ライブシミュレーションの精度のデフォルト値を設定するには、コンフィギュレーションオプション
sim_live_result_quality を使用します。値は 0.05 から 1.0 まで変化し、0.05 の倍数で変更できます。
◦ 「シミュレート」(Simulate) - ライブシミュレーションを開始します。シミュレーション結果のフリンジプロットは、グラフィックウィンドウでモデルに表示されます。グラフィックウィンドウの右上隅に結果の凡例が表示されます。
「シミュレーションを一時停止」(Pause Simulation) - ライブシミュレーションを一時停止します。流体シミュレーションと非定常熱伝導シミュレーションでのみ使用できます。
• 「拘束条件」(Constraints) - 構造解析と固有値解析に対し、次の構造拘束条件を作成できます。
◦ 「固定」(Fixed) - いずれの方向にもサーフェスの直線移動の運動ができないようにします。
◦ 「変位」(Displacement) - 指定値によって選択したサーフェスを移動できるようにします。
◦ 「ピン」(Pin) - 角運動を可能にし、半径方向の運動を固定しながら、円柱サーフェスの軸方向の運動を制御します。
◦ 「ボール」(Ball) - 直線移動が固定され、回転が自由なボールジョイント。
• 「境界条件」(Boundary Conditions) - 熱解析および流れ解析に対し、次の熱境界条件を作成できます。
◦ 「指定温度」(Prescribed Temperature) - 指定温度境界条件。
◦ 「熱伝達」(Convection) - 熱伝達境界条件。
◦ 「熱伝達輻射」(Convection Radiation) - 熱伝達条件と輻射条件の両方を組み合わせます。流体シミュレーション検討でのみ使用できます。
◦ 「初期温度」(Initial Temperature) - シミュレーションの開始時に選択した構成部品の温度を設定します。非定常熱伝導検討でのみ使用できます。
内部または外部の流体シミュレーション検討に、次の境界条件を作成できます。
◦ 「流速」(Flow Velocity) - 入口での流速。
◦ 「入口圧力」(Inlet Pressure) - 入口での圧力。
◦ 「出口圧力」(Outlet Pressure) - 出口での圧力。
◦ 「質量流」(Mass Flow) - 入口での質量流量。
◦ 「スリップ対称」(Slip Symmetry) - この境界条件をウォールに適用すると、流体はウォールで停止することなく、摩擦なしでウォールに沿って流れます。
◦ 「渦入口」(Swirl Inlet) - 2 つの異なる成分 (境界に垂直な成分 (軸流速度) と半径速度の成分) の和として入口速度を指定します。
◦ 「回転ウォール」(Rotating Wall) - 部品を実際に物理的に移動することなく、回転部品をシミュレートします。
• 「荷重」(Loads)
モデルに対し、次の構造荷重を作成できます。
◦ 「フォース」(Force) - サーフェス上のフォース荷重。
◦ 「モーメント」(Moment) - サーフェス上のモーメント荷重。
◦ 「圧力」(Pressure) - サーフェス上の圧力荷重。
◦ 「重力」(Gravity) - モデルの重力加速度荷重。
◦ 「遠心力」(Centrifugal) - モデルの遠心力荷重。
◦ 「線形加速度」(Linear Acceleration) - ボディに適用される線形加速度荷重、またはモデル内の複数のボディ。
次の熱荷重を作成することもできます。
◦ 「熱流」(Heat Flow) - 選択したサーフェスの熱エネルギーの伝達率を設定します。
◦ 「熱流束」(Heat Flux) - 選択したサーフェスの単位面積あたりにおける熱エネルギーの伝達率を設定します。
• 「表示オプション」(Display Options)
◦ 「結果」(Results) - 結果の表示を切り替えます。
◦ 「変形をアニメーション化」(Animate Deformation) - 変形アニメーションを表示してアニメーション化します。
◦ 「シミュレーションオブジェクトの表示」(Simulation Objects Display) - グラフィックウィンドウでのシミュレーションオブジェクトの表示を切り替えます。
• 「クエリー」(Query)
◦ 「シミュレーションプローブ」(Simulation Probe) - 特定の点におけるシミュレーション検討の結果量の表示と保存、または特定のサーフェスの最大値または最小値の表示と保存を有効にします。
◦ - アクティブなシミュレーション結果のサマリーをブラウザで生成および表示します。
シミュレーションツリー
シミュレーションツリーには、モデルのすべてのシミュレーション検討、荷重、および拘束条件がリストされます。シミュレーションツリー上のアイテムには、「ライブシミュレーション」(Live Simulation) タブからのみアクセスできます。
モデルツリー
モデルツリーには、モデルのすべてのシミュレーション検討がリストされます。荷重と拘束条件はリストされません。モデルツリーでシミュレーション検討を選択し、
をクリックしてアクティブ化します。
グラフィック内ツールバー
グラフィック内ツールバーからこれらのボタンを使用して、次のライブシミュレーション操作を実行できます。
• をクリック - ライブシミュレーションを開始します。
• をクリック - ライブシミュレーションを一時停止します。
• をクリック - アニメーションの表示オプションを変更します。
ショートカットメニュー
次のショートカットメニューコマンドにアクセスするには、シミュレーションツリーでシミュレーション検討を右クリックします。
• 「削除」(Delete) - 選択した、アクティブな状態でないシミュレーション検討、荷重、または拘束条件を削除します。
• 「コピー」(Copy) - 選択した荷重または拘束条件をクリップボードにコピーします。キーボードショートカットの CTRL+V キーを使用して、コピーした荷重または拘束条件を貼り付けます。
• 「複製」(Duplicate) - 定義されている荷重と拘束条件、およびシミュレーション検討のコピーを作成します。
• 「名前変更」(Rename) - 選択したシミュレーション検討、荷重または拘束条件の名前を変更します。ショートカット F2 を使用して、エンティティの名前を変更することもできます。
「アクティブ化」(Activate) - 選択したシミュレーション検討をアクティブな状態に設定します。
選択フィルタ
デフォルトでは、「ライブシミュレーション」 (Live Simulation) タブの選択フィルタは「ジオメトリ」(Geometry) に設定されています。選択フィルタの値を「荷重/拘束条件」(Loads/Constraints) に設定することにより、荷重と拘束条件をモデルから選択できます。
流体シミュレーション検討で操作する場合、選択フィルタの値を「流体オブジェクト」(Fluid Objects) に設定することで、流体流れオブジェクトを選択できます。