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Creo Simulation Live での接触
Creo Simulation Live では、手動で、または自動的にモデル内のサーフェス間に接触を作成できます。接触しているサーフェスがシミュレーション検討中にどのように動作するか (接続維持、スライディング、または分離) を接触の挙動と呼びます。接触は構造シミュレーション検討と固有値シミュレーション検討にのみ作成できます。以下の方法を使用して、モデル内に接触を作成できます。
コンフィギュレーションオプション simlive_contact_detect_inactive の値に基づいて、すべての非アクティブな検討で接触を含むモデルにも接触が作成されます。デフォルト値は "always" であり、非アクティブなシミュレーション検討とアクティブな検討のすべてのモデルで接触が自動的に検出されて定義されます。このオプションの値が "on study activation" の場合、シミュレーション検討がアクティブなときにのみ接触が作成されます。
参照を選択して接触を自動的に検出する
このソフトウェアは、アクティブなシミュレーション検討に使用する、相互に指定距離内にある複数の特定のソリッドボディまたは構成部品間の接触を自動的に検出できます。
アクティブなシミュレーション検討に使用するモデル内の接触を自動的に検出するには、次の手順を実行します。
1. 「接触」(Contact) > 「接触を検出」(Detect Contacts) の順にクリックします。「接触を自動検出」(Auto-Detect Contacts) ダイアログボックスが開きます。
2. モデル内のソリッド構成部品またはボディを選択します。選択したアイテムが「参照」(References) コレクターに表示されます。
3. 「公差」(Tolerance) ボックスには、モデルジオメトリに基づいて自動的に計算されるデフォルト値が表示されます。この値を変更して、接触を検出する距離を指定します。デフォルト値に戻す場合は、元に戻すボタン をクリックします。
4. 「接触の挙動」(Contact behavior) で以下のいずれかのオプションを選択します。
「結合」(Bonded) - 接触しているサーフェス間の分離またはスライディングを許可しません。結合接触では接続される構成部品間の自由度が 0 で、これは接着されていると見なすことができます。結合された構成部品は、シミュレーション検討中、分離しません。
「分離なし」(No separation) - 結合接触と同じように、接触している構成部品のシミュレーション検討中の分離を許可しません。接触しているサーフェスに沿って微量の摩擦のないスライディングが発生することはあります。
「フリー」(Free) - この場合、接触しているサーフェスは互いに影響しません。
5. 既存のすべての接触の接触挙動を選択した挙動に変更するには、「既存の接触の挙動をオーバーライド」(Override Behavior for existing contacts) チェックボックスをオンにします。既存の接触の挙動を保持する場合、このチェックボックスをオフにします。
6. 「OK」をクリックします。指定した公差の基準を満たす接触が作成され、シミュレーションツリーの「接触」(Contacts) ノードの接触の挙動サブノードの下に表示されます。
接触を手動で作成する
モデル内の 2 つのサーフェス間に接触を手動で作成できます。接触を手動で作成するには、次の手順を実行します。
1. 「接触」(Contact) をクリックします。
2. 「接触定義」(Contact Definition) ダイアログボックスが開きます。
3. 名前を指定するか、デフォルトを使用します。必要に応じて、「名前」(Name) ボックスの横にある色のサンプルをクリックして、表示されるアイコン、分布、またはテキストの色を変更します。
4. 「第 1 参照」(First reference) コレクターをクリックし、1 つ目の接触サーフェスであるサーフェスを選択します。選択したサーフェスが「第 1 参照」(First reference) コレクターに表示されます。
5. 「第 2 参照」(Second reference) コレクターをクリックし、2 つ目のサーフェスを選択します。
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「第 1 参照」(First reference) コレクターと「第 2 参照」(Second reference) コレクターの両方で同じサーフェスを選択することによって、同じサーフェスの接触を作成できます。
6. 「接触の挙動」(Contact behavior) リストから以下のいずれかのオプションを選択します。
「結合」(Bonded) - 接触している参照間の分離またはスライディングを許可しません。結合接触では接続される構成部品間の自由度が 0 で、これは接着されていると見なすことができます。結合された構成部品は、シミュレーション検討中、分離しません。
「分離なし」(No separation) - 結合接触と同じように、接触している参照のシミュレーション検討中の分離を許可しません。接触している参照に沿って微量の摩擦のないスライディングが発生することはあります。
「フリー」(Free) - この場合、接触しているサーフェスは互いに影響しません。
7. 「OK」をクリックして接触を定義します。
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