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ばね - Creo Ansys Simulation
ばねモデル化を使用すると、モデル内の2つの参照間の結合における剛性をモデル化できます。ばねは 2 つの参照の間で荷重を転送します。ばねは、ID または 3D ばねとしてモデル化できます。ばねの一方の端は接地できます。つまり、ソルバーはばねの一方の端に固定拘束条件を適用します。縦またはねじれ剛性の特性とばね初期荷重は、ばねの挙動として定義され、複数のばねによる再使用が可能です。
ばねを定義するには
ばねを定義する際、以下の点に注意しなければなりません。
1D ばねの両端は重複していてはなりません。
同じばねの両端が 1 つの参照を共有していてはなりません。ほかのばねと参照を共有することはできます。
ばねの端としてデータム点を使用する場合、データム点を使用できるのは 1 つの端のみです。もう 1 つの端はボディを参照していなければなりません。データム点にあるばねの端は、接地されているか、別のばねまたは質量と共有されていなければなりません。
ばねを定義するには、次の手順を実行します。
1. 「解析モデル化」(Refine Model) > 「ばね」(Spring) の順にクリックします。「ばね結合」(Spring Connection) ダイアログボックスが開きます。
2. 名前を指定するか、デフォルトの名前を使用します。オプションで、「名前」(Name) ボックスの横にある色のサンプルをクリックして、ばねで表示されるアイコン、分布、およびテキストの色を変更します。
3. ばねの 1 つ目の端として使用するサーフェス、エッジ、カーブ、頂点、またはデータム点を選択します。選択したアイテムが「終点 1」(End 1) 参照コレクターに表示されます。
ばねの「終点 1」(End 1) を接地する場合は、 をクリックします。これは、ばねのこの端がすべての方向に固定または拘束されていることを意味します。ばねのもう 1 つの端 (終点 2) が固定されている場合、この操作はその固定を解除します。
4. ばねの 2 つ目の端として使用するサーフェス、エッジ、カーブ、頂点、またはデータム点を選択します。選択したアイテムが「終点 2」(End 2) 参照コレクターに表示されます。
ばねの「終点 2」(End 2) を接地する場合は、 をクリックします。これは、ばねのこの端がすべての方向に固定または拘束されていることを意味します。ばねのもう 1 つの端 (終点 1) が固定されている場合、この操作はその固定を解除します。
ボタンは、灰色の背景 (選択されている) と白色の背景 (選択されていない) を切り替えます。
5. 以前に定義したばねを「ばねの挙動」(Spring behavior) リストから選択するか、「新規作成」(Create New) を選択してばねの挙動を新規作成します。既存のばねの挙動を編集するには、 をクリックします。
6. 3D ばねの場合、デフォルトのばね座標系をそのまま使用するか、 をクリックし、モデルツリーまたはグラフィックウィンドウで別の直交座標系を選択して、ばね座標系として指定できます。
自動的に作成されたばね座標系を使用するように元に戻す場合は、 をクリックします。
7. 「OK」をクリックしてばねを作成し、保存します。
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縦ばねの場合、近似ばね長さを確認でき、これはこのダイアログボックスの下部に表示されます。
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