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ばねの挙動 - Creo Ansys Simulation
ばねの挙動を使用して、1D または3D ばねの以下の特性を定義します。
ばねタイプ - ばねの延長特性を定義します。
縦 - ばねは軸に沿って延長または圧縮されます。3 本の軸に沿って引張り剛性または縦剛性特性を定義します (1D ばねの場合は単一軸)。引張り剛性とは、ばねの伸びまたは圧縮に抵抗する剛性です。
ねじれ - ばねはねじれるか回転します。3 本の軸を中心にねじれ剛性特性を定義します (1D ばねの場合は単一軸)。ねじれ剛性とは、ばねのねじれまたは回転に抵抗する剛性です。
適用されている初期荷重 - ばねに初期荷重を適用するかどうか、および初期荷重のタイプを定義します。デフォルトでは、ばねは "荷重が除去された状態"、つまり応力がない状態です。
ばねの挙動を定義すると、1 つの検討の複数のばねに再使用したり、「ばねの挙動」(Spring behavior) リストで選択できるようになります。
1D ばねの挙動を定義するには
1. 「解析モデル化」 (Refine Model) > 「ばね」(Spring) > 「ばねの挙動」(Spring Behaviors) の順にクリックします。「ばねの挙動」(Spring Behavior) ダイアログボックスが開きます。
2. リストから「1D - ばね」(1D - Spring) を選択します。
3. 「ばねタイプ」(Spring type) を選択し、剛性の値を正の実数、パラメータ、または正の実数を返す定義式として定義します。
4. 縦またはねじれ剛性の単位を指定するか、デフォルトの単位をそのまま使用します。
5. 必要に応じて、選択したばねタイプに応じて初期荷重タイプを選択します。
縦ばねの場合 - 以下のいずれかのオプションを選択するか、デフォルトの「なし」(None) をそのまま使用します。
「フォース」(Force) - 「初期条件」(Initial condition) ボックスで、ばねに荷重を適用する初期フォースを、0 以外の実数、パラメータ、または 0 以外の実数を返す定義式として指定します。正の値はばねの延長を意味し、負の値は圧縮を意味します。
「自由長さ」(Free Length) - 初期荷重を、0 以外の正の実数、パラメータ、または 0 以外の正の実数を返す定義式である変位の長さとして指定します。
ばねの自由長さと近似長さの差が正である場合は、ばねの延長を意味し、差が負の場合は、ばねの圧縮を意味します。
ねじればねの場合 - 以下のいずれかのオプションを選択するか、デフォルトの「なし」(None) をそのまま使用します。
「トルク」(Torque) - 「初期条件」(Initial condition) ボックスで、ばねに荷重を適用する初期トルクを、0 以外の実数、パラメータ、または 0 以外の実数を返す定義式として指定します。
「回転」(Rotation) - 「初期条件」(Initial condition) ボックスで、初期荷重を、0 以外の実数、パラメータ、または 0 以外の実数を返す定義式である回転変位 (初期ねじれ) として指定します。
6. 「OK」をクリックしてばねの挙動を作成し、保存します。ばねの挙動がシミュレーションツリーに表示され、それを使用するすべてのばねの親ノードになります。
3D ばねの挙動を定義するには
1. 「解析モデル化」 (Refine Model) > 「ばね」(Spring) > 「ばねの挙動」(Spring Behaviors) の順にクリックします。「ばねの挙動」(Spring Behavior) ダイアログボックスが開きます。
2. リストから「3D - ばね」(3D - Spring) を選択します。
3. 「ばねタイプ」(Spring type) を選択し、X、Y、または Z 軸に沿った、あるいは X、Y、または Z 軸を中心とする剛性の値を、正の実数、パラメータ、または正の実数を返す定義式として定義します。1 つまたは 2 つの軸の値を 0 にすることはできますが、すべての軸の値を 0 にすることはできません。
4. 縦またはねじれ剛性の単位を指定するか、デフォルトの単位をそのまま使用します。
5. 「OK」をクリックしてばねの挙動を作成し、保存します。ばねの挙動がシミュレーションツリーに表示され、それを使用するすべてのばねの親ノードになります。
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