「テーブルカスタマイズ」パネル
このトピックでは、「テーブルカスタマイズ」(Table Customisation) パネルとその主なセクションについて説明します。
テーブルタイプ
「テーブルタイプ」(Table Type) セクションでは、平展開プロセス中にカスタマイズするテーブルを指定します。HMX によって以前に生成されたすべてのテーブル (ワイヤリスト、部品表、キャビティテーブルなど) を各自の仕様に合わせて修正できます。このテーブルのテーブルカスタマイズファイルがすでにワーキングディレクトリに存在する場合、そのテーブルのビジュアル表示がテーブルプレビューウィンドウに表示されます。
表示
ボタンをクリックすると、テーブル表示のオン/オフが切り替わります。テーブル表示をオフにすると、そのテーブルは作成されなくなります。以下の例では、ワイヤリストテーブルと部品表テーブルは表示されていますが、キャビティテーブルの表示はオフになっています。
列プロパティ
テーブルをカスタマイズする際に、新しい列に追加するパラメータタイプを指定できます。「ワイヤ/ケーブル」(Wire/Cable)、「導線」(Conductor)、「スプール」(Spool)、「コネクタ」(Connector)、「ピン/入力ポート」(Pin/Entry Port)、「モデル」(Model)、「部品表」(BOM) の 7 つの主なカテゴリから選択できます。カテゴリを設定した後、パラメータのリストから選択します。列パラメータはカレントモデルから読み込まれます。
「列ヘッダー名」(Column Header Name) テキストフィールドには、選択した各列パラメータのカスタム名を入力します。列名なしで列を作成することはできません。
テーブルプレビューウィンドウには、列、列ヘッダー、テーブルに表示されるその他の情報から成る、テーブルの設定済みレイアウトのプレビューが表示されます。テーブルプレビューウィンドウをスクロールするには、ウィンドウ上で左マウスボタンを押したままマウスを左右にドラッグします。デフォルトのキャビティテーブルレイアウトが表示されているテーブルプレビューウィンドウの例を次の図に示します。
列ツールバーを使用して、テーブル内の列を設定できます。
アイコン
説明
列を作成
新しい列を作成するには、パラメータタイプとパラメータを選択し、列にヘッダー名を入力します。「列を作成」(Create Column) をクリックします。新しい列がテーブルプレビューウィンドウに表示されます。
列をマージ
2 つの列をマージするには、テーブルプレビューウィンドウで 1 つの列を選択し、「列をマージ」(Merge Column) をクリックしてから、マージする 2 つ目の列を選択します。このプロセスを繰り返して、複数の列を 1 つにマージできます。
マージを解除
列のマージを解除するには、テーブルプレビューウィンドウでマージされた列を選択し、「マージを解除」(Unmerge) をクリックします。マージされたすべての列が個別の列に復元されます。
列を削除
列を削除するには、テーブルプレビューウィンドウで列を選択し、「列を削除」(Delete Column) をクリックします。
テーブルを保存
設定済みのテーブルがテーブルカスタマイズファイルに保存されます。
クリア
テーブルのプレビューがデフォルトにリセットされます。
列の制約
新しい列を作成する際には、次の制約を考慮してください。
1 つのテーブルに使用可能な列の最大数は 50 です。
個々の列の最大幅は 81 文字です。
キャビティテーブルにキャビティビューを描画するには、少なくとも 2 つの列が必要です。
Creo モデル内に存在するパラメータのみをテーブルに表示できます。
パラメータはモデルパラメータまたは電気パラメータから派生したものでなければなりません。
FROM または TO にグループ化されている列は、同じグループ内のほかの列とのみマージできます。
グループ化されていない列は、グループ化されていないほかの列とのみマージできます。
一般テーブル作成オプション
「一般テーブル作成オプション」(General Table Creation Options) には、すべてのテーブルに影響するオプションがあります。
マージ済み列セパレータ
マージ済み列の列ヘッダーで使用されるセパレータをカスタマイズできます。デフォルトのセパレータは、以下のテーブルプレビューの例に示すように、スラッシュ "/" です。
平展開図面での出力例を次に示します。
テーブルにシールドを含める
「テーブルにシールドを含める」(Include shields in tables) オプションでは、ワイヤリストテーブルとキャビティテーブルにシールド導線を含めるかどうかを制御します。
「テーブルにシールドを含める」(Include shields in tables) オプションがオンになっている場合、ルーティングが完了しているすべてのシールドが、生成されたテーブルに表示されます。この機能にはアドバンスライセンスが必要です。
このオプションがオフになっている場合 (デフォルト)、シールド導線はテーブルに含まれません。
これは役に立ちましたか?