HMX デバッグパネル
HMX V50+ ではエラーのレポートと処理が強化されました。「HMX デバッグパネル」(HMX Debug Panel) を使用して、ハーネスとアセンブリの問題を特定して解決できます。
エラー
HMX ハーネス処理中に発生した場合、次のエラータイプが「HMX デバッグパネル」(HMX Debug Panel) に表示されます。
次のシナリオではトポロジーを解決できません。
「Unsupported Axial Topology: Unsupported Loop」 - ハーネスの軸のトポロジーセクションの一方の端から開始するセグメントの数が、セクションのもう一方の端で終了するセグメントの数と一致していません。
「Unsupported Axial Topology: Too long」 - 構成部品の軸トポロジーパスに、ケーブルコスメティックまたは分岐によって作成された余分なセグメントが含まれています。
「Unsupported Axial: Too many splices」 - 軸トポロジーには、分離するケーブル結合部なしで連続してリンクされた 2 つ以上の軸構成部品が含まれています。
「Unsupported Axial: Non-axial」 - 軸トポロジーセクションに、軸構成部品はないがその他のケーブルコスメティックまたは分岐があるセグメントが含まれています。
「Unsupported Axial: Too complex」 - 軸トポロジーセクション内で閉じたループが検出されました。
「Unsupported Axial: Flaring at Axial Loop」 - HMX によってフレアが検出されたコネクタ上で軸トポロジーセクションが開始または終了しています。ルーティングは接続処理規則に従う必要があります。
「Unsupported Axial: Axial Loop」 - 軸方向成分がある閉じたループが検出されました。
「Unsupported Axial: Connector Loop」 - コネクタ上で開始/終了する閉じたループが検出されました。ハーネスを解決するには、コネクタの前または後ろに位置を挿入する必要があります。
「複数のトポグラフィーが検出されました」(Multiple topographies detected) - 現在処理中のハーネスには、互いに接続されていないセグメントパスがあります。
「閉じたループ」(Closed Loop) - 4 つ以上の辺を持つ閉じたループが検出されました。HMX では処理できないので、このような閉じたループは簡略化する必要があります。
「終端のないワイヤ終了が検出されました」(Unterminated wire ends detected) - コネクタの端で終端されていないワイヤまたはケーブルが見つかりました。
「Bulging Closed Loop」 - あるセグメントがほかの 2 つのセグメントの合計より大きい閉じたループが検出されました。HMX では処理できないので、このような閉じたループは簡略化する必要があります。
「Unsupported Segment」 - ハイライトされているセグメントのルーティングは HMX で処理できず、簡略化する必要があります。
警告
HMX ハーネス処理中に発生した場合、次の警告も「HMX デバッグパネル」(HMX Debug Panel) に出力されます。
「Incomplete Cables」 - 処理中のハーネスで不完全なケーブルが検出されました。
「Mixed Spool Units」 - カレントアセンブリ内のスプールにインチとミリメートルの両方の単位があります。
「Physical and Logical Mismatch」 - 表示されているケーブルの物理ルーティングと論理ルーティングが異なります。HMX ではデフォルトで論理情報が使用されます。
「埋め込み構成部品」(Embedded Components) - HMX は埋め込み構成部品をサポートしていません。埋め込み構成部品は図面に表示されません。
「Component Location」 - 3D ハーネス内の同じ位置に複数の構成部品が配置されており、図面に表示できません。
「Components Placed Incorrectly」 - HMX 図面に構成部品を適切に配置できませんでした。これらの構成部品は、関連付けられているジオメトリ構成部品の規則に従っていなければなりません。
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