ターゲットからのデータム
ターゲットからの平面データム
次のいずれかの方法でデータムターゲットによってデータム平面を確立できます。
3 点平面
以下によって確立される平面:
3 つのサーフェス点ターゲット。
1 つのサーフェス点ターゲットと 1 つのサーフェス直線ターゲット。
すべてのターゲットが、形体によって参照されるサーフェス上に存在する必要があります。
各ターゲットにおけるサーフェス法線がおおむね一貫し、関連するデータム平面の法線に対してほぼ平行である必要があります。
データム参照フレームの 1 次データムとしてのみ参照できます。
2 点平面
以下によって確立される平面:
2 つのサーフェス点ターゲット。
1 つのサーフェス直線ターゲット。
すべてのターゲットが、形体によって参照されるサーフェス上に存在する必要があります。
各ターゲットにおけるサーフェス法線がおおむね一貫し、関連するデータム平面の法線に対してほぼ平行である必要があります。
1 次参照が平面である DRF の 2 次データムとしてのみ参照できます。2 点平面によって確立されたデータム平面が 1 次データム平面と直交している必要があります。
1 点平面
以下によって確立される平面:
1 つのサーフェス点ターゲット。
ターゲットが、形体によって参照されるサーフェス上に存在する必要があります。
以下としてのみ参照できます。
次のような DRF の 2 次データムとして
1 次データムが軸である。1 点平面によって確立されたデータム平面が 1 次データム軸と直交している必要があります。
1 次データムがプリズムデータムである (軸が互いに平行である穴のパターンなど)。1 点平面によって確立されたデータム平面が、1 次データムによって拘束されない直線移動の自由度に対して垂直である必要があります。
次のような DRF の 3 次参照として
1 次データムと 2 次データムによって 1 つの直線移動以外のすべての自由度が拘束される。1 点平面によって確立されたデータム平面が、拘束されていない直線移動に対して垂直である必要があります。たとえば、DRF A|B|C において A と B が直交平面である場合、A と B によって A と B に平行な直線移動以外のすべての自由度が拘束されます。このため、C はその直線移動に対して垂直な (したがって A と B に直交する) 平面である必要があります。
1 次データムと 2 次データムによって 1 つの回転以外のすべての自由度が拘束される。1 点平面によって確立されたデータム平面が、拘束されていない回転自由度の軸に平行である必要があります。たとえば、DRF A|B|C において A が軸で B が A に対して垂直な平面である場合、A と B によって A を中心とした回転以外のすべての自由度が拘束されます。このため、C はその軸に平行 (したがって A に平行) な平面である必要があります。
ユーザー定義の平面
ターゲットがユーザーによって定義されるデータム平面。
規則や制限はありません。
上記のいずれの方法によっても確立できない、ターゲットからのデータム平面に使用できます。
詳細については、ユーザー定義データムを参照してください。
ターゲットからの軸データム
次のいずれかの方法でデータムターゲットによってデータム軸を確立できます。
2 中心点軸
以下によって確立される軸:
円を定義する等間隔で配置された 3 つのサーフェス点ターゲットのセットが 2 つ。
2 つの円形サーフェスカーブターゲット。
円を定義する等間隔で配置された 3 つのサーフェス点ターゲットと 1 つの円形サーフェスカーブターゲット。
すべてのターゲットが、形体によって参照されるサーフェス上に存在する必要があります。
ターゲットによって確立される円は同軸でなければなりません。
DRF の 1 次参照としてのみ参照できます。
1 中心点軸
以下によって確立される軸:
円を定義する等間隔で配置された 3 つのサーフェス点ターゲット。
1 つの円形サーフェスカーブターゲット。
すべてのターゲットが、形体によって参照されるサーフェス上に存在する必要があります。
1 次参照が平面である DRF の 2 次参照としてのみ参照できます。1 中心点軸によって確立されたデータム軸が 1 次参照平面と直交している必要があります。
ユーザー定義の軸
ターゲットがユーザーによって定義されるデータム軸。
規則や制限はありません。
上記のいずれの方法によっても確立できない、ターゲットからのデータム軸に使用できます。
詳細については、ユーザー定義データムを参照してください。