PDM システムの設定について
Creo でサーバーに接続するには、 > > コマンドと「サーバー管理」(Server Management) ダイアログボックスを使用して、サーバーを登録する必要があります。
使用中のコンピュータ上で Creo アプリケーションまたはそのセッションを複数実行している場合、いずれかのアプリケーションまたはそのセッションでサーバーを登録すると、そのコンピュータ上のその他すべての Creo アプリケーションとそのセッションでその登録は有効になります。したがって、各 Creo アプリケーションや各セッションで同じサーバーを登録する必要はありません。
登録済みサーバーリストは使用しているコンピュータに固有の情報です。したがって、いずれかの Creo アプリケーションまたはそのセッションでサーバーを登録した後は、使用しているコンピュータ上で実行しているすべての Creo アプリケーションとそのセッションで、「サーバー管理」(Server Management) ダイアログボックスに同じ登録済みサーバーリストが表示されます。たとえば、Creo Parametric または Creo アプリケーションでサーバーを登録してから Creo Parametric のセッションまたは別の Creo アプリケーションを起動した場合、Creo Parametric の新しいセッションまたは起動したアプリケーションの「サーバー管理」(Server Management) ダイアログボックスには、Creo Parametric の以前のセッションで登録したサーバーのリストと同じリストが表示されます。コンピュータ上でサーバー登録とサーバーリストを共有している Creo アプリケーションとそのセッションは、キャッシュを共有するとは限りません。
Windchill サーバーを登録するには、使用するデータベースを一意に定義するサーバーとワークスペースのペアを指定する必要があります。複数のサーバーを登録できます。ただし、プライマリサーバーにできるのは、1 つの Windchill サーバーだけです。デフォルトのファイル位置を設定するには、プライマリサーバーを指定しなければなりません。これは、チェックイン、チェックアウト、ダウンロード、およびファイルの保存などの毎日の作業に使用するアクティブなサーバーです。その他の登録サーバーはセカンダリサーバーと見なされます。
別の Creo アプリケーションを起動して、グローバルサーバーのリストにないサーバーをプライマリサーバーとして指定した場合、以前に起動した Creo アプリケーションでプライマリサーバーとして指定したサーバーは、起動したばかりのアプリケーションにはセカンダリサーバーとしてリストされます。プライマリサーバーは Creo セッションで変更できます。
Windchill サーバーでのワークスペースの使用
ワークスペースとは、作業を管理するための個人の領域です。ワークスペースは、ローカルキャッシュディレクトリと、サーバー上のユーザーキャビネットのフォルダで構成されています。ワークスペースを使用すると、Creo ユーザーインタフェースの内部から複数のオブジェクトをトラックおよび変更し、基本的なデータ管理操作を実行できます。
登録した各サーバーで、アクティブワークスペースを指定する必要があります。アクティブワークスペースに加えて、サーバーには非アクティブなワークスペースも入れることができます。複数の Creo アプリケーションが同じサーバーとワークスペースを共有している場合、そのサーバーとワークスペースはすべてのアプリケーション間で同期化されます。いずれか 1 つのアプリケーションで登録したサーバーと認証したワークスペースがその他すべてのアプリケーションでも有効になります。アプリケーションまたはそのセッションで最後にアクティブ化されたワークスペースが、後で起動したその他すべての Creo アプリケーションおよびそのセッションで、アクティブワークスペースとして表示されます。
複数の Creo アプリケーションとそのセッションがコンピュータ上でサーバー登録を共有している場合、それぞれのアプリケーションまたはそのセッションで、さまざまなサーバータスクやワークスペースのタスクを個別に実行できます。Creo アプリケーションでワークスペースをアクティブ化したり、アプリケーションの特定のセッションでプライマリサーバーを変更したりしても、その他すべてのアプリケーションで同じワークスペースがアクティブ化したり、コンピュータ上の Creo アプリケーションのその他のセッションでプライマリサーバーが自動的に変更されたりすることはありません。
ただし、コンピュータ上の Creo アプリケーションとそのセッションが、サーバー登録とサーバーリストを共有するだけでなく、キャッシュも共有している場合、いずれかのアプリケーションまたはそのセッションでサーバーとワークスペースのステータスを変更すると、その他すべてのアプリケーションとそのセッションでサーバーとワークスペースのステータスが自動的に変わります。たとえば、特定の Creo アプリケーションまたはそのセッションでプライマリサーバーとアクティブワークスペースの変更、ワークスペースのロック/ロック解除、サーバーとワークスペースのオフライン/オンラインの設定、ワークスペースのインポート/エクスポートを行った場合、Creo アプリケーションとそのセッションはキャッシュフォルダを共有しているので、コンピュータ上のその他すべての Creo アプリケーションとそのセッションで同じタスクが自動的に実行されます。
ただし、Creo アプリケーションまたはセッションで削除しようとしたサーバーやワークスペースがコンピューター上のほかの Creo アプリケーションまたはそのセッションでプライマリサーバーまたはアクティブワークスペースとして設定されている場合などは、サーバーとワークスペースを削除することはできません。