「ファイルを開く」(File Open) ダイアログボックスでは、Autodesk Inventor のパーツモデルおよびアセンブリモデルに対する「インポート」(Import) オプションと「開く」(Open) オプションが選択できます。デフォルトオプションは「開く」(Open) です。Creo Collaboration Extension for Inventor ライセンスのある Creo Unite を使用して、部品モデルとアセンブリモデルを ATB 使用の変換イメージモデル (TIM) として Creo にインポートしたり、非 Creo モデルとして開いたりできます。

Autodesk Inventor の部品とアセンブリのインポートには次のデータが含まれます。

Autodesk Inventor のパーツ (*.ipt) ファイルは部品またはアセンブリとして Creo にインポートされます。Autodesk Inventor のアセンブリ (*.iam) ファイルはアセンブリとしてインポートされます。キルト、サーフェス、アセンブリ構造はソリッドジオメトリとしてインポートされます。アセンブリの構成部品はソリッドとしてインポートされます。Autodesk Inventor のアセンブリや構成部品には、カット、穴、パターン、移動面などのアセンブリレベルフィーチャーが含まれていることがあります。ソース CAD システムからの穴やカットによって交差される構成部品は、インポートの後で Autodesk Inventor TIM アセンブリに埋め込まれます。Autodesk Inventor TIM アセンブリのインポートフィーチャーにはアセンブリレベルフィーチャーが含まれます。Inventor のパーツモデルやアセンブリモデルからワイヤボディデータムカーブをインポートできます。ワイヤボディカーブにはワイヤフレームカーブが含まれています。

Autodesk Inventor 部品に割り当てられている材料または密度は、インポートされた部品のマスター材料としてインポートされます。インポートされた部品モデルでは、Follow Master Material 属性を使用してボディが作成されます。部品の材料または密度が変更された場合、または材料が追加または除去された場合に、ATB を使用して Autodesk Inventor 部品モデルを関連更新できます。

Autodesk Inventor アセンブリを Creo にインポートするとき、アセンブリデータの選択的インポートの「新規モデルインポート」(Import New Model) ダイアログボックスで「表示」(Representation) オプションを選択できます。デフォルトではアセンブリ全体がインポートされますが、アセンブリモデルの製品構造を表示データとともに、または表示データなしで選択的にインポートできます。インポート後、TIM アセンブリの表示の詳細のレベルを選択できます。

部品モデルとアセンブリモデルのデータムフィーチャーは、適切な配置とスケール設定が適用された状態でインポートされます。点、軸、座標系、平面などのデータムフィーチャーには、インポート中に維持されるタグが含まれています。データムフィーチャーの永続タグは、ATB 更新中や、Creo Unite を使用して Autodesk Inventor モデルを開くとき、ジオメトリ参照とそのアソシエティビティを保持します。

部品、ボディレベル、およびアセンブリレベルのオブジェクトと構成部品の表示ステートはインポート時に保持されます。たとえば、非表示ステータスのデータムフィーチャー、キルト、構成部品などのエンティティは、インポート先の部品モデルやアセンブリモデルで表示されません。

次のタイプのデフォルトおよびユーザー定義のモデルパラメータがインポートされます。

インポート/追加タスク用にフォーマット固有の Inventor プロファイルを作成して使用できます。インポートが完了すると、ワーキングディレクトリにインポートログファイルが自動的に生成されます。Autodesk Inventor の部品ファイルとアセンブリファイルが Windchill サーバー上にある場合、これらをワークスペースまたはコモンスペースに CAD ドキュメントとしてダウンロードできます。この後、Creo の Windchill 接続モードでこれらを開くことができます。