CATIA V5 への Creo ファイルのエクスポートについて
部品モデルやアセンブリモデルを CATIA V5 にエクスポートするには、Creo CATIA V5 Collaboration のライセンスが必要です。次の CATIA V5 ファイルフォーマットに Creo の部品ファイルとアセンブリファイルをエクスポートできます。
CATPart (*.CATPart)
CATProduct (*.CATProduct)
CATIA V5 CGR
ファイルを CATIA V5 リビジョン 25 から 32 にエクスポートできます。デフォルトでは、境界表現のみが CATIA V5 にエクスポートされますが、ファセットジオメトリをエクスポートすることもできます。複数のソリッドボディが含まれている部品モデルおよびアセンブリの部品構成部品は CATIA V5 にマルチボディ CATPart および構成部品としてエクスポートされます。
CATIA V5 CGR ファイルはネイティブ CATIA V5 アプリケーションでバージョン 19 にしかバージョンが進んでいないので、すべての CATIA V5 CGR データがバージョン 19 にエクスポートされます。これは「Catia V5 CGR エクスポートプロファイル設定」(CATIA V5 CGR Export Profile Settings) ダイアログボックスで選択可能な唯一のエクスポートバージョンです。
任意のオプションを使用して、エクスポートされたジオメトリの別個の表示として、エクスポートされた CATPart ファイルに CGR データを含めることができます。
「Catia V5 エクスポートプロファイル設定」(CATIA V5 Export Profile Settings) ダイアログボックスで、以下のモデルプリファレンスを設定できます。
「そのまま」(As Is) - デフォルトでは、1 つの表現で、BREP ジオメトリは BREP として、ファセットジオメトリはファセットとしてエクスポートされます。CGR 表示データは、エクスポートする CATPart ファイルに含められません。
「そのままおよびテサレーション」(As Is and Tessellated) - すべてのジオメトリ、つまり BREP とファセットのテサレーション表示をエクスポートします。CGR データは、エクスポートする CATPart に埋め込まれます。テサレーションは、Creo の表示テサレーションから作成されなければなりません。
アセンブリを CATIA V5 にエクスポートすると、サブアセンブリの部品およびアセンブリ構成部品に割り当てられている色がエクスポートされます。サブアセンブリの部品およびアセンブリ構成部品の色はトップレベルアセンブリに保存されます。
複数のボディから成る Creo 部品を CATIA V5 にエクスポートした場合、材料はボディレベルの指定としてエクスポートされます。Creo 部品のボディが「マスターに従う」(Follow Master) <材料> に設定されている場合、その材料は CATPart のエクスポートされたボディに直接指定されます。ボディに明示的に材料が指定されている場合、CATPart 内のエクスポートされたボディには同じ材料指定が使用されます。質量特性の計算では、ボディに明示的に指定された材料が部品のマスター材料をオーバーライドします。
エクスポートプロファイルを作成して CATIA V5 および CATIA V5 CGR フォーマットへの部品モデルとアセンブリモデルの転送に使用できます。「Catia V5 エクスポートプロファイル設定」(Catia V5 Export Profile Settings) または「Catia V5 CGR エクスポートプロファイル設定」(Catia V5 CGR Export Profile Settings) プロファイルエディタを使用して、セッション開始時、実行時、エクスポート開始後に、既存のエクスポートプロファイルを編集したり、CATIA V5 または V5 CGR フォーマット固有のエクスポートプロファイルを作成したりできます。