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設計目標について
質量を減らしたり、周波数を最小化したり、温度を最小化したりするなどして最適化する物理フィーチャーを定義するには、 「設計目標」(Design Objective) (TOBJ または TINDEX) を使用します。トポロジー最適化中に目的関数として扱われる応答タイプ (RTYPE) を選択します。一部のタイプの応答では荷重ケースを選択する必要があります。
計算コストとディスク領域は、最適化で維持される応答の数によって決まります。たとえば、感度計算ファイルは、最適化の際に生成されるテンポラリファイルです。そのファイルサイズは、直接応答の数と設計変数の数を掛けたものに 8 バイトを掛けた大きさになります。
トポロジー最適化では、各要素に独自の設計変数があるため、一般的に設計変数の数は多くなります。したがって、応答の数も多い場合、掛け算によって値が著しく大きくなる可能性があります。また、フォンミーゼス応力 (成分応力につき 1 個、合計 6 個の直接応答にリンク) のように、計算に追加の掛け算が必要になる場合もあります。
拘束については、作成された応答がスクリーニングされ、荷重ケースにつき 20 個 (デフォルト) のアクティブな拘束のみが維持されます。一方、目標については、目標に対して作成されたすべての応答が最適化プロセスにおいて維持されます。したがって、設計目標については、多数の応答を作成しないことが重要です。
 
ヒント: 一般的なガイドラインとして、目標については、作成された応答の数が荷重ケースにつき 20 個を超えないようにしなければなりません。
ヒント: 1 つの目標に対して 20 個を超える応答を作成する場合は、より効率的なほかの式を使用することを検討してください。たとえば、ジオメトリ全体ではなく臨界領域のみを選択したり、目標としてではなく拘束として応答を使用することなどを検討してください。