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チャートツールを使用したチャートのカスタマイズ
Creo Parametric 6.0 以降では、すべての Creo アプリケーションでグラフツールがチャートツールに置き換えられています。
チャートツールを使用して、さまざまなタイプのグラフを表示およびカスタマイズします。グラフを表示した後、チャートツールの左枠にある各種オプションを使用して、境界線の色、フォント、背景色などを変更できます。チェックボックスをオンまたはオフにすることで、チャート上のタイトルや x グリッド線などのさまざまなアイテムの表示と非表示を切り替えることもできます。
チャート内をクリックすると、選択したものに適用可能なカスタマイズオプションが自動的に開きます。チャート内のトレース上にポインタを置くと、そのデータポイントの x 値と y 値が表示され、ポインタを移動するまで表示されたままになります。
チャートツールのコマンド
チャートツールには以下のコマンドが含まれています。
- グラフを表示および管理するためのコマンドが含まれているパネルの表示/非表示を切り替えます。
- グリッド線の表示/非表示を切り替えます。
- データポイント上にポインタを置いたときのデータポイントの x 座標と y 座標の表示/非表示を切り替えます。
- データを Excel ファイルにエクスポートします。
- データを .GRT テキストファイルにエクスポートします。
- チャートをプリンタに送信します。
チャートツールの操作
以下のいずれかのタブをクリックして、変更の焦点をチャートまたはプロット領域の特定の領域に絞ることができます。1 つまたは複数の領域のフォーマットを変更できます。以下のどのタブを選択するかに応じて、追加のタブが表示されます。
- チャートおよびプロット領域をフォーマットします。「スタイル」(Styles)「凡例」(Legend)、および「タイトル」(Title) タブが表示されます。
- X 軸をフォーマットします。「スタイル」(Styles)「グリッド線」(Gridlines)「タイトル」(Title)、および「設定」(Setup) タブが表示されます。
- Y 軸をフォーマットします。「スタイル」(Styles)「グリッド線」(Gridlines)「タイトル」(Title)、および「設定」(Setup) タブが表示されます。
- トレース #1 をフォーマットします。「スタイル」(Styles) および「設定」(Setup) タブが表示されます。
たとえば、 をクリックして一般的なチャートオプションを変更する場合、「スタイル」(Styles)「凡例」(Legend)、および「タイトル」(Title) タブを使用できます。たとえば、「スタイル」(Styles) をクリックすると、以下の操作を実行できます。
「チャート背景」(Chart Background) では、塗りつぶしのタイプと塗りつぶしの色を変更します。「チャート背景」(Chart Background) チェックボックスは常にオンになっており、オフにすることはできません。
「チャート境界」(Chart Border) チェックボックスをオンにしてから、チャート境界の色、スタイル、および太さを変更します。
「プロット領域」(Plot Area) チェックボックスをオンにして、プロット領域のタイプ、色、および不透明度を変更します。
「プロット境界」(Plot Border) チェックボックスをオンにして、プロットを囲む境界の色とスタイルを変更します。
チャート境界、プロット領域、およびプロット境界に対して行った変更を非表示にするには、「チャート境界」(Chart Border)「プロット領域」(Plot Area)、および「プロット境界」(Plot Border) チェックボックスをオフにします。
フォーマットの変更をクリアし、デフォルトに戻すには、 をクリックします。
「スタイル」(Styles)「凡例」(Legend)「タイトル」(Title)「グリッド線」(Gridlines)、および「設定」(Setup) タブに表示されるオプションはフォーマットする対象に応じて異なりますが、実行できる操作のタイプは、上記の箇条書きで説明されているものと似ています。たとえば、「スタイル」(Styles) の順にクリックすると、Y 軸にのみ適用されるオプション (目盛のオン/オフを切り替えるチェックボックスなど) が表示されます。
チャートまたはプロット領域内のクリック
チャートまたはプロット領域内をクリックすると、その領域に使用できるタブが自動的に開きます。
クリックする領域
開くタブ
x 軸
「スタイル」(Styles)
x 軸のタイトル
「タイトル」(Title)
y 軸
「スタイル」(Styles)
y 軸のタイトル
「タイトル」(Title)
凡例
「凡例」(Legend)
タイトル
「タイトル」(Title)
プロットトレースのカスタマイズ
グラフにあるトレースが 1 つの場合は、の右側に表示されます。
プロットに複数のトレースがある場合は、追加のアイコンが表示され、それらを使用して、カスタマイズするトレースを選択できます。
たとえば、最初のトレースをフォーマットするには、次の手順に従います。
1. をクリックします。「スタイル」(Styles) および「設定」(Setup) タブが表示されます。
2. 「設定」(Setup) をクリックして、カスタマイズするトレースのタイプを定義します。デフォルトのトレースタイプは「散布/線/領域」(Scatter/Line/Area) です。「トレースタイプ」(Trace type)「列」(Columns) に変更すると、「スタイル」(Styles) をクリックしたときに異なるオプションが表示されます。
トレース名の表示
トレースの名前を凡例に表示できます。
1. 「スタイル」(Styles) > 「凡例」(Legend) の順にクリックします。
2. 「チャート凡例」(Chart Legend) チェックボックスをオンにします。トレース名が凡例としてプロットに追加されます。
3. 「フォント」(Font)「色」(Color)「スタイル」(Styles)、および「サイズ」(Size) を使用して、トレースの名前をカスタマイズします。
カスタマイズしたチャート設定の保存
チャートをカスタマイズして今後のチャートで同じ設定を使用するには、以下のステップに従います。
1. コンフィギュレーションオプション bmgr_pref_file を設定し、Creo Parametric を閉じます。
2. Creo Parametric を再起動し、チャートツールを開いて、 をクリックします。「デフォルトとして設定」(Set as Default) ボタンが表示されます。
3. チャートをカスタマイズします。
4. カスタマイズした設定を保存するには、「デフォルトとして設定」(Set as Default) をクリックします。
5. デフォルトのチャート設定に戻すには、「リセット」(Reset) をクリックします。
6. チャートツールを閉じてから、チャートを再び開きます。カスタマイズした設定でチャートが表示されます。