Creo NC ユーザーインタフェースはリボンをベースとし、タブのグループには頻繁に使用するコマンドが論理的な順序で配置されています。グループオーバーフロー領域には、頻繁に使用されないその他のコマンドがあります。リボンの表示を最小化または最大化できます。最小化するには、タブをダブルクリックするか、リボンを右クリックしてショートカットメニューの「リボンを最小化」(Minimize the Ribbon) を選択します。

これらのタブのコマンドに従って、製造プロセスの要素を設定し、体系化されたタスクの実行が可能となります。たとえば、NC タブのコマンドを使用して、ワークセル、工具、取付具などの製造データベースアイテムを設定できます。データベースを設定したら、ミル/ターン NC シーケンスを作成し、ツールパスを計算および表示します。

これらのタブには、特定のタスクやステップの有効性を識別するためのコマンドもあります。たとえば、NC シーケンスを作成している場合、ツールパス計算のすべての参照が完全に定義されている場合にのみ、「パス再現」(Play Path) コマンドがアクティブ化します。このユーザーインタフェースのもう 1 つの特長として、必須パラメータの指定を省略した場合、適切なパラメータが自動的に指定されます。

次に示す基本的なリボンタブは、NC ユーザーインタフェースに常に表示されます。

次のタブは NC 用であり、カレントのアクティブなオペレーションと参照先の加工機またはワークセンターに応じて表示されます。アクティブなオペレーションは一度に 1 つだけです。

次のテーブルに、アクティブなオペレーションで使用可能なタブ、およびオペレーションが参照する加工機のタイプを示します。

一部の NC タスクは、これまで同様にメニューマネージャのカスケードメニューを使用して実行します。これらのメニューではチェックマークを付けてオプションを選択し、一度に複数のオプションを選択できます。このようなメニューから「実行」(Done) を選択すると、選択したオプションそれぞれについて順に、該当するユーザーインタフェースが呼び出されます。

特定の時点である選択項目が必須である場合、チェックマークが自動的に付きます。たとえば、3 軸カスタム軌道 NC シーケンスを設定する場合、「パラメータ」(Parameters) オプションの横にチェックマークが付きます。ほかのチェックマークをオンにすることもできますが (たとえば、開始点と終点を指定する場合)、必須ではありません。同様に、最初の NC シーケンスの定義を始めると、「ツール」(Tool) オプションにチェックマークが付きます。ただし、次の NC シーケンスには「ツール」(Tool) オプションにチェックマークは付きません (前のツールが利用できる場合)。工具を変更する場合にのみチェックマークを付けます。