シミュレーション > Creo Simulation Live 検討 > 例: 共役熱伝達検討 - Simulation Live
例: 共役熱伝達検討 - Simulation Live
次の例では、排気マニホールドにおける熱伝達に対する流体と固体の両方の効果を示します。
次の図に示すような内部流体ドメインが作成されています。流体物質として空気を指定します。
1. 流体ドメイン - 空気
2. ソリッドドメイン - スチール
3. 入口質量流 - 50 g/秒
入口温度は 600 C
4. 出口圧力 - 0 N/m2
モデルツリーで流体ドメインを右クリックし、流体物質として「空気」(Air) を選択します。マニホールドの材料はスチールです。このように、流体ドメインとソリッドドメインが 1 つずつあります。
マニホールドの各入口に 50 g/秒の質量流境界条件を指定します。各入口に 600 C の入口温度を指定します。
出口に 0 N/m2 の出口圧力を指定します。 「シミュレート」(Simulate) をクリックしてシミュレーション検討を開始します。グラフィックウィンドウで、速度の結果を確認できます。速度は入口よりも出口のほうが速くなっています。
同様に、結果量を「温度」(Temperature) に変更すると、出口の方が温度が低いという次のような結果が表示されます。
どちらの場合も、ソリッドドメインはシミュレーション検討に含まれません。
ソリッドドメインと流体ドメインの間の熱伝達を調べるために、共役熱伝達検討を実行できます。同じモデルで、「ライブシミュレーション」(Live Simulation) > 「検討」(Study) の順にクリックし、「共役熱伝達」(Conjugate Heat Transfer) チェックボックスをオンにします。流体-固体界面が作成されます。これはモデルツリーにアイコン とともに表示されます。すべての固体-流体界面に結合接触が自動的に作成されます。
この場合、検討の結果は流体ドメインだけでなくソリッドでも確認できます。流体ドメインとソリッドドメインの両方についてシミュレーション結果クエリーまたは結果プローブを作成できます。
1. 流体ドメインの温度結果
2. ソリッドドメインの温度結果
これは役に立ちましたか?