例: 規則の違反とチェック
この例では、ステップ DRILLING_001 の前提条件としてステップ DRILLING_000が設定されています。「前提条件ステータス」(Prerequisite Status) 列がプロセステーブルに含まれていない場合、ビュービルダを使用して「前提条件ステータス」(Prerequisite Status) 列をプロセステーブルに追加する必要があります。
ステップ DRILLING_000 をステップ DRILLING_001 の下に移動した場合、DRILLING_000 は常に DRILLING_001 の前になければならないという前提条件に当てはまらなくなります。このような前提条件の規則違反が生じた場合、「前提条件ステータス」(Prerequisite Status) 列に警告シンボルが表示されます。
次の例では、ステップ D1 の抽出の優先順位は F1 (1 つ目のステップ) として設定され、ステップ DRILLING_000 の抽出の優先順位は F2 (2 つ目のステップ) として設定されています。
| F1、F2、L1、L2 はある特定のステップの絶対優先順位を表しています。F1 はオペレーションの 1 つ目のステップを表し、F2 は 2 つ目のステップを表します。同様に、L1 はオペレーションの最後のステップを表し、L2 は最後から 2 つめのステップを表します。 |
ステップ D1 をステップ DRILLING_001 の後ろに移動した場合、ステップ D1 が 1 つ目のステップ、ステップ DRILLING_000 が 2 つ目のステップとして設定されている抽出の優先順位に違反します。このような抽出の優先順位の違反が生じた場合、「抽出の優先順位」(Extraction Priority) 列に赤色の矢印が表示されます。矢印は、設定されている抽出の優先順位に従うためにステップが移動しなければならない方向を指しています。この例では、ステップ D1 の矢印は上向きになり、ステップ DRILLING_000 の矢印は下向きになっています。つまり、絶対優先順位の規則に従うためには、ステップ D1 をオペレーション DRILLING_000 の 1 行目に移動し、ステップ OP010 を 2 行目に移動する必要があります。