Smart Hole Chart > SMARTHolechart > SMARTHolechart の設定 > ワイルドカードの使用について
ワイルドカードの使用について
以下のようにワイルドカードを使用できます。
テーブルフォーマット設定「フォーマット」(Format) コラム
「NC 見出し」(NC headline)
「NC リピート領域」(NC repeat region)
「NC ブロックの最後」(NC blockend)
「USER」
システムワイルドカード
<NR>
穴注記の文字列。オプション NOTE_FORMAT を使用してこのワイルドカードの値を定義します。
<DIR>
穴の方向。
<DIR_SIGN>
方向の代数符号。
<-DIR_SIGN>
逆方向の代数符号。
<TYPE>
穴タイプ。「穴タイプを設定するには」も参照してください。
<X>
穴の原点の X 座標。
<Y>
穴の原点の Y 座標。
<Z>
穴の原点の Z 座標。
<X_VEC>
正規化された方向ベクトルの x 方向。
<Y_VEC>
正規化された方向ベクトルの y 方向。
<Z_VEC>
正規化された方向ベクトルの z 方向。
<X_ANG>
座標系の X 軸と穴軸の間の角度。
<Y_ANG>
座標系の Y 軸と穴軸の間の角度。
<Z_ANG>
座標系の Z 軸と穴軸の間の角度。
<X_ANG_UDF>
座標系 X 軸と UDF の方向の間の角度。
<Y_ANG_UDF>
座標系 Y 軸と UDF の方向の間の角度。
<Z_ANG_UDF>
座標系 Z 軸と UDF の方向の間の角度。
<RADIUS>
極座標。
動径座標 (半径) の出力。
<ANGLE>
極座標。
極角度 (方位角) の出力。
<USER>
USER での穴タイプ定義で定義した文字列の結果。
<IDX>
テーブルのインデックス。これは、テーブル出力の場合のみです。
<KENR>
フィーチャー番号
<KEID>
フィーチャー ID
<KENAME>
フィーチャーの名前。
<LINENUMBER>
現在の行番号を挿入します。これは、NC 出力の場合のみです。
<BLOCKNUMBER>
現在のブロック番号を挿入します。NC 出力の場合のみです。
<\n>
改行を挿入します。これは、NC 出力の場合のみです。
寸法のワイルドカード
タイプ定義で定義された任意の寸法シンボルを使用できます。シンボル名を山括弧 <> 内に入力します。たとえば、穴直径にシンボル DM1 がある場合は、ワイルドカードとして <DM1> を使用します。
パラメータのワイルドカード
任意の定義済みの穴 パラメータの値を使用できます。パラメータ名を山括弧 <> 内に入力します。たとえば、パラメータ名が <FORM> の場合は、ワイルドカードとして FORM を使用します。
フォーマットおよび特別な値
各出力を個別にフォーマットできます。数字の桁数を定義するには、以下のリストを参照してください。一部のワイルドカードでは、特別な値を使用できます。
数字の桁数を設定するには、名前の後にセミコロンを入力し、桁数を入力します。「使用できる値」(Possible values) では、次のものがリスト表示されます。
<NAME>
<NAME;3>
<NAME;-3>
<NAME;(3)>
<NAME;(-3)>
<NAME;ALL>
<NAME;-ALL>
セミコロンを使用しない場合、桁数はコンフィギュレーションオプション DIGITS から取得されます。
桁数の前にハイフン (-) を追加した場合、先頭のゼロが除去されます。これは、たとえば、公差に使用されます。
(x) のように括弧を付けると、寸法の桁数が使用されます。寸法が見つからない場合は x 桁数になります。
ALL は、既存の桁数をすべて出力する場合に使用します。
寸法とパラメータの特別な値を次のテーブルにリストします。
フォーマット
例と説明
<NAME#'SIGN'#NAME2;x>
2 つの値が SIGN で区切られます。
寸法の特別な値を次のテーブルにリストします。
フォーマット
例と説明
<NAME#TOL>
H7
JS8
<NAME#TOLLIM>
<NAME#TOLLIM;x>
<D#TOLLIM> = H7 +0.02/0.00 (DIGITS = 2)
<D#TOLLIM;-3> = H7 +.002/.000
<D#TOLLIM;-ALL> = JS8 +.0011/-.0011
<NAME#TOL(LIM)>
<NAME#TOL(LIM);x>
<D#TOL(LIM)> = H7 (+0.02/0.00) (DIGITS = 2)
<D#TOL(LIM);-3> = H7 (+.002/.000)
<D#TOL(LIM);-ALL> = JS8 (+.0011/-.0011)
<NAME#TOLSYMLIM>
<NAME#TOLSYMLIM;x>
<D#TOLSYMLIM> = H7 +0.02/0.00 (DIGITS = 2)
<D#TOLSYMLIM;-3> = H7 +.002/.000
<D#TOLSYMLIM;-ALL> = JS8 ±.0011
<NAME#TOL(SYMLIM)>
<NAME#TOL(SYMLIM);x>
<D#TOL(SYMLIM)> = H7 (+0.02/0.00) (DIGITS = 2)
<D#TOL(SYMLIM);-3> = H7 (+.002/.000)
<D#TOL(SYMLIM);-ALL> = JS8 (±.0011)
<NAME#LIM>
<NAME#LIM;x>
<D#LIM> = +0.02/0.00 (DIGITS = 2)
<D#LIM;-3> = +.002/-.000
<D#LIM;-ALL> = +.0011/-.0011
<NAME#(LIM)>
<NAME#(LIM);x>
<D#(LIM)> = (+0.02/0.00) (DIGITS = 2)
<D#(LIM);-3> = (+.002/.000)
<D#(LIM);-ALL> =(+.0011/-.0011)
<NAME#SYMLIM>
<<NAME#SYMLIM;x>
<D#SYMLIM> = +0.02/0.00 (DIGITS = 2)
<D#SYMLIM;-3> = +.002/.000
<D#SYMLIM;-ALL> = ±.0011
<NAME#(SYMLIM)>
<NAME#(SYMLIM);x>
<D#TOL(SYMLIM)> = (+0.02/0.00) (DIGITS = 2)
<D#TOL(SYMLIM);-3> = (+.002/.000)
<D#TOL(SYMLIM);-ALL> = (±.0011)
<NAME#PREFIX>
設定されている場合は寸法の接頭語
<NAME#SUFFIX>
設定されている場合は寸法の接尾語
<NAME#GTOL>
寸法に割り当てられた場合に幾何公差を出力
<NAME#ABS_DEPTH;x>
この要素の絶対深さを出力します。
「NC リピート領域」(NC repeat region) のエントリ:
X<X;2> Y<Y;2> DIAMETER: <DM1;(1)> DEPTH: <T1;1> (<FORM>)
結果は次のようになります。
X10.15 Y20.00 DIAMETER: 15.0 DEPTH: 5.0 (DIN74KM)
「D」列のエントリ。
Ø<D;(2)> <D#TOL(SYMLIN);-4>
結果は次のようになります。
Ø10.00 JS8 (±.0011)
Ø10.000 H7 (+.0020/0.0000) - 直径の桁数が 3 に設定される場合。
Ø8.50 - 直径に公差が設定されません。
これは役に立ちましたか?