モールドベースパターンについて
EMX モールドベースアセンブリは、スケルトンモデル内で定義されたパターンによって制御されます。
これらのパターンは、「モールドベースの定義」(Mold Base Definition) ダイアログボックスで操作します。
通常は、パターンの数と寸法がサプライヤモールドベースデータに基づいて定義されます。これらの値の操作が有効な場合があります。たとえば、追加のガイドやスクリューインスタンスが必要な場合です。
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標準パターン値を修正すると、サプライヤ標準に適合しないジオメトリができる可能性があります。
スケルトンパターンは、カットアウトの位置と「モールドベースの定義」(Mold Base Definition) ダイアログボックスでアセンブリされた構成部品の位置を定義します。
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「モールドベースの定義」(Mold Base Definition) ダイアログボックスを使用して構成部品が定義されていない場合でも、これらのパターンのデータムを配置参照として使用することをお勧めします。
スケルトンモデルでは、次のガイドパターンを使用できます。
MAIN_GUIDE1 - 1 つ目のパターンスキーム上のすべてのメインガイド構成部品と関連するカットアウトの位置。 とともに平面ビューとサマリーツリーに表示されます。
MAIN_GUIDE2 - 2 つ目のパターンスキーム上のすべてのメインガイド構成部品と関連するカットアウトの位置。 とともに平面ビューとサマリーツリーに表示されます。
MAIN_GUIDE3 - 3 つ目のパターンスキーム上のすべてのメインガイド構成部品と関連するカットアウトの位置。 とともに平面ビューとサマリーツリーに表示されます。
MAIN_GUIDE4 - 4 つ目のパターンスキーム上のすべてのメインガイド構成部品と関連するカットアウトの位置。 とともに平面ビューとサマリーツリーに表示されます。
EJP_GUIDE - エジェクタパッケージ上のガイド構成部品と可動側の関連するカットアウトの位置。
EJP_GUIDE_IS - エジェクタパッケージ上のガイド構成部品と固定側の関連するカットアウトの位置。
ガイドパターンに加えて、次のパターンを使用できます。
CLP_BORE_ES - 可動側の主締め付けスクリューと関連するカットアウトの位置。
CLP_BORE_IS - 固定側の主締め付けスクリューと関連するカットアウトの位置。
EJP_BORE - 可動側のエジェクタパッケージ締め付けスクリューと関連するカットアウトの位置。
EJP_BORE_IS - 固定側のエジェクタパッケージ締め付けスクリューと関連するカットアウトの位置。
STOP_BORE_IS - 固定側のストップシステムと関連するカットアウトの位置。
RAIL_SCREW - スペーサーブロックスクリューと関連するカットアウトの位置。
RAIL_PIN - スペーサーブロックノックピンと関連するカットアウトの位置。
RETURN_PIN - 移動側のリターンピンと関連するカットアウトの位置。
STOP_BORE - 可動側のストップシステムと関連するカットアウトの位置
STOP_BORE_IS - 固定側のストップシステムと関連するカットアウトの位置。
インタロック - サイドインタロックアセンブリの位置の座標系パターン。
TOPLOCK - トップインタロックアセンブリの位置の座標系パターン。
表示を平面ビューに切り替えて、パターンを表示して修正します。
1. 「モールドベースの定義」(Mold Base Definition) ダイアログボックスで、「平面」(Top) をクリックして平面ビューに切り替えます。サマリーツリーに、パターンの数とパターンの寸法が表示されます。
2. 「可動側」(MH) 「固定側」(FH) をクリックすると、モールドベースアセンブリのパターンが下からまたは上から表示されます。
3. 平面ビューまたはパターンリストでパターンをダブルクリックします。対応する「パターン」(pattern) ダイアログボックスが開きます。
4. モールドベース原点からの X 軸および Y 軸上の「数量」(Quantity) および「パターンサイズ」(Pattern size) の値を修正します。
5. パターンを手動で再計算するには、 をクリックします。
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「自動的に再計算」(Automatically Recalculate) チェックボックスをオンにすると、パラメータの更新時に自動的にパターンが再計算されます。
6. パターンテーブル内のセルをダブルクリックしてその値を修正します。
7. または をクリックして、プレビューウィンドウでパターンを表示または非表示にします。
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「メインガイド 1」(Main Guide 1) パターンでは、 をクリックすると、1 つ目のメインガイド構成部品パターン上に 1 つのインスタンスがあり、2 つ目のメインガイド構成部品パターン上に 3 つのインスタンスがあるガイド構成部品の設定が自動的に作成されます。この設定は、モールドベースのアセンブリが正しく回転するように、内径が異なるガイド構成部品をアセンブリするときに使用します。
8. ダイアログボックスを閉じてアセンブリを更新し、「モールドベースの定義」(Mold Base Definition) ダイアログボックスに戻るには、「OK」をクリックします。ダイアログボックスを閉じて、「モールドベースの定義」(Mold Base Definition) ダイアログボックスに戻るには、「キャンセル」(Cancel) をクリックします。
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