パフォーマンスレポートの使用
部品またはアセンブリを解析し、最も長い再生時間を必要とするサブモデルやフィーチャーを把握できます。モデルに関する一般的な統計も提供されます。
リンクセッションに読み取り専用モデルがある場合、何も再生されず、すべてのモデルは再生時間がゼロでレポートされます。
スタンドアロン Creo Parametric では、読み取り専用フィーチャーは再生されません。読み取り専用構成部品は再生されませんが、これらの構成部品の基礎となる読み取り専用でないモデルとフィーチャーは再生されます。
パフォーマンスレポートを表示するには、次の手順に従います。
1. モデルが開いている状態で、 > > の順にクリックします。「パフォーマンスレポート」(Performance Report) ダイアログボックスが開き、構成部品の「構造使用」(By Structure) テーブルに「再生」(Regeneration) タブが表示されます。すべての構成部品とフィーチャーの再生時間がゼロであることに注意してください。
2. 再生時間を表示するには、「計算」(Compute) をクリックします。「全体再生の確定」(Full Regeneration Confirmation) メッセージが開きます。
3. 「OK」をクリックします。各構成部品とフィーチャーの再生時間 (秒) がテーブルに表示されます。部品のすべてのフィーチャーと、アセンブリのすべての構成部品、構成部品配置、およびフィーチャーの再生時間がリストされます。部品の左側にある矢印をクリックすると、その部品のフィーチャーが表示されます。
再生後、構成部品とフィーチャーは再生時間によって並べ替えられます。
抑制されている構成部品は再生に含まれません。除外構成部品は再生時間に含まれません。
4. 構成部品とフィーチャーのフラットリストを表示するには、「フラットリスト」(Flat List) をクリックします。トップレベルの構成部品とフィーチャー、またはすべてのレベルの構成部品とフィーチャーを表示できます。
5. アセンブリ構成部品の情報を表示するには、「統計」(Statistics) をクリックします。アセンブリ内のさまざまなタイプの構成部品のリストが、各タイプの構成部品の数とともに表示されます。
抑制されている構成部品と除外構成部品は統計に含まれません。
6. すべてのレベルを含むフラットリストとしてパフォーマンスレポートを .csv ファイルにエクスポートするには、次の手順に従います。
a. 「再生」(Regeneration) タブを選択します。
b. 「フラットリスト」(Flat List) をクリックします。
c. をクリックすると、フラットリストのすべてのレベルが表示されます。
d. 「エクスポート」(Export) をクリックします。「保存」(Save) ダイアログボックスが開きます。
7. 別の場所をブラウズしてファイルを保存することもできます。
8. ファイル名をそのまま使用するか、新しい名前を入力します。
9. 「OK」をクリックします。
「パフォーマンスレポート」(Performance Report) ダイアログボックスでは情報が次のように更新されます。
• 「再生準備」(Regeneration Preparation) には、構造全体での再生の準備にかかる時間が表示されます。これには、ファミリーテーブルインスタンス、リレーション、フレキシブル構成部品などの準備が含まれます。
• 「計算」(Compute) をクリックした後、次に「計算」(Compute) をクリックして計算処理全体を実行するまでは、「パフォーマンスレポート」(Performance Report) テーブルに再生時間の値が表示されたままとなります。これは、「パフォーマンスレポート」(Performance Report) ダイアログボックスを閉じてから再び開いた場合にも当てはまります。
• 計算処理を途中で停止した場合、「パフォーマンスレポート」(Performance Report) テーブルの再生時間の値は正しくないことがあります。一部の値は最新の計算処理からの値で、一部は欠落していたり古くなっていたりする可能性があります。
既知の制限事項
既知の制限事項のリストを以下に示します。
• フィーチャー当りの現在の再生準備時間と実際の再生時間がレポートされ、部品とアセンブリの合計が示されます。その他の関連作業 (主に、各種ファミリーテーブルインスタンスへの再生後の適用) はまだ含まれていません。
• 再生時間はシステム依存であり、実行中のその他のプロセスによって変化します。
• 同じ構成部品の複数のオカレンスすべてが各アセンブリの合計に加算されます。これにより、そのアセンブリの再生時間の結果が不正確になることがあります。
• 簡略表示はサポートされていません。
• フレキシブル構成部品とアセンブリカットのポストプロセスはフィーチャーの再生時間にまだ反映されません。