交換アセンブリ
交換アセンブリは、アセンブリ内に交換可能モデルを定義するときに使用可能な環境です。交換アセンブリでモデル内に配置参照タグを作成することで、設計アセンブリ内でこれらのモデルを簡単に相互に置き換えることができます。交換アセンブリに配置可能な構成部品には次の 2 つのタイプがあります。
機能交換構成部品 - 設計アセンブリ内の構成部品を置換するときに使用します。
簡略交換構成部品 - 簡略表示内の構成部品を代用するときに使用します。
交換アセンブリを作成および使用する場合には、以下の点に注意してください。
交換アセンブリの第 1 構成部品は、デフォルトでは機能構成部品です。続けて指定する構成部品は、機能構成部品または簡略構成部品のどちらでも構いません。
簡略構成部品をパッケージ機能構成部品にアセンブリできます。
簡略構成部品の作成やアセンブリでは、機能構成部品のみを参照できます。
簡略構成部品の作成やアセンブリでは、ほかの簡略構成部品を参照することはできません。
交換アセンブリの同じ構成部品を、1 回は機能構成部品として、もう 1 回は簡略構成部品として、合計 2 回使用できます。
ジェネリックインスタンスがすでに交換アセンブリにある場合、構成部品の別のインスタンスを追加することはできません。インスタンスがすでに交換アセンブリにある場合、構成部品のジェネリックインスタンスを追加することはできません。
交換アセンブリには拡張子 .asm が付いていますが、通常の設計アセンブリに交換アセンブリをアセンブリすることはできません。
「ファイル」(File) メニューの 「名前を付けて保存」(Save As) コマンドを使用して交換アセンブリのメンバーをコピーまたは名前変更した場合、元の部品の代わりに新規作成された部品を使用することはできません。
機能構成部品
設計アセンブリ内で機能構成部品を別の機能構成部品によって置換できます。通常、機能構成部品の機能は置き換え後の構成部品と同じですが、機能構成部品はファミリーテーブルのメンバーではありません。参照タグを使用して、2 つの機能構成部品の配置参照が照合されます。タグは個々の参照または参照ペアテーベルに作成できます。参照タグがターゲットアセンブリ内の適切な配置参照を指定していない場合、「構成部品配置」(Component Placement) タブが開き、構成部品を手動で置換できます。
この機能は以下のように使用できます。
アセンブリ内の以前のメンバーや使用されていないメンバーを置換て、構成部品の設計変更や使用状況を反映する。
2 つの異なる構成部品のモデルを切り替える。
コンセプトブロックまたは部品エンベロープを使用してアセンブリを設計し、後で詳細に決まった部品またはサブアセンブリと交換する。
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構成部品を交換しても、親子関係は維持されます。
簡略構成部品
簡略構成部品は、交換可能な簡略表示の構成部品です。簡略構成部品に質量特性を指定できます。簡略表示を作成すると、簡略表示の質量特性をマスターアセンブリの質量特性と同じ値に設定できます。簡略構成部品は交換アセンブリと同じ配置参照を使用して簡略表示に配置するので、簡略構成部品をアセンブリまたは作成する場合、同じ配置拘束を使用して交換アセンブリに配置する必要があります。
簡略構成部品は以下のように使用できます。
機能構成部品を設計するときのアセンブリ内のプレースホルダーとして。
アセンブリ全体をセッションに読み込むことなくその質量特性を計算する。
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