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ドレーピングシミュレーション
Creo Parametric 10.0.1.0
ユーザーインタフェースの場所: 複合設計で、「解析」(Analysis) > 「ドレーピングシミュレーション」(Draping Simulation) の順にクリックします。
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説明
新しい「ドレーピングシミュレーション」(Draping Simulation) コマンドを使用して、プライの生産可能性を解析し、プライのフラットパターンを作成できるようになりました。選択したシードポイントに基づいて、モールドへのフラットプライの適用をシミュレートしながら、繊維のねじれ率が計算されます。
デフォルトでは、「基礎プライでドレープ」(Drape over underlying plies) オプションが選択され、各プライのコンテキストを考慮してドレーピングが計算されます。これにより、結果がより正確で現実的になります。
シードポイントとしてプライサーフェス領域の任意の位置を選択できますが、既存のデータム点にロックすることもできます。ステップの長さ、ドレープ角度のオフセット、簡略化角度のプロパティパラメータを使用して、追加の微調整を行うことができます。
「せん断」(Shear)「縦方向」(Longitudinal Orientation)「横方向」(Transverse Orientation)「ドレーピングされたプライ厚み」(Draped Ply Thickness) といった、さまざまな結果タイプがあります。「せん断」(Shear) の結果は、材料の警告角度と制限角度の値に合わせて自動的にスケール設定されます。
フィーチャーダッシュボードの外側にある積層ツリーの「ドレーピングマネージャ」(Draping Manager) モードでは、ドレーピングシミュレーションの結果が信号機のフォーマットで表示されます。各プライの結果アイコンは、せん断のレベルが警告角度を下回っているか 、警告角度を超えているが制限角度を下回っているか 、制限角度を超えているか を示します。
ドレーピングシミュレーションの結果とフラットパターンを、フィーチャーダッシュボード内からプレビューしたり、ミニツールバーの「ドレーピング結果を表示」(Show Draping Results) コマンドを選択することで積層ツリーの「ドレーピングマネージャ」(Draping Manager) モードから直接プレビューしたりできます。プライのフラットパターンは DXF フォーマットにエクスポートできます。ドレーピングによる繊維の縦方向と横方向を HDF5 フォーマットにエクスポートして下流解析で使用できます。
「解析」(Analysis) グループの「ドレーピングサマリーをエクスポート」(Export Draping Summary) コマンドを使用して、ドレーピング解析のサマリーレポートをレビューできます。
利点
この機能強化は、ドレーピングのシミュレーションでプライをモールドに適用し、繊維のねじれ率 (せん断) とフラットパターンを計算する際に役立ちます。
この機能強化により、ドレーピング時の繊維のねじれ率を把握できるようになりました。これにより、選択するシードポイントの位置とドレーピング方向を最適化して、最適な結果を得ることができます。また、必要なフラットプライコンターを作成することもできます。
追加情報
ヒント:
なし。
制限事項:
既知の制限事項はありません。
これは、既存の機能からの置き換えですか?
いいえ。
この機能に関連付けられているコンフィギュレーションオプション:
なし。
これは役に立ちましたか?