同時要件があります
2 つ以上の形体が同じデータム参照フレームを参照する位置度または輪郭度幾何公差によって拘束されている (データム形体が同じ優先順位および同じ実体状態で参照されている) 場合、それらの形体は同時要件を持つセットを構成するものと見なされます。そのセットに属するすべての形体を一緒に検査し、すべての形体が (適用されている幾何公差によって規定される) 要件を同時に満たしている必要があります。これは、幾何公差が不完全拘束のDRFを参照するか、修正子MMCまたはLMCが付いた 1 つ以上のデータムサイズ形体を参照する場合に特に重要であり、その部品が DRF を基準としてシフトすることを暗黙的に示します。自由状態修正子はこのアドバイザーテストによって無視されますが、同時セットに影響を与えることがあります (同時セットのメンバーすべてが拘束状態であるかすべてが自由状態でなければなりません)。
DRF にこのメッセージが表示された場合、形体ツリーでその DRF を右クリックし、コンテキストメニューから「同時要件を表示」(Show Simultaneous Requirements) を選択することによって、その DRF を参照するどの幾何公差が同時要件セットのメンバーであるかを特定できます。
一般的には同時要件の方が個別要件よりも費用がかかります。形体 (または形体のパターン) を同時セットから除外するかどうかを検討する場合、以下について考慮する必要があります。
形体に適用される位置度公差または輪郭度公差が、拘束が不十分である DRF またはデータム形体シフトがある DRF を参照するか (つまり、MMC または LMC 修正子がある 1 つ以上のデータムサイズ形体を参照するか)?
その形体は同じ DRF を参照するほかの形体とは独立して機能するか?
形体がこの両方の条件を満たす場合、幾何公差を個別要件として指定する必要があります。次の手順に従って、個別要件と見なすよう指定できます。
1. 形体ツリーで、形体を右クリックし、コンテキストメニューから「編集...」(Edit...) を選択します。
2. 該当する位置度または輪郭度公差のダッシュボードで、公差記入枠内の「オプション修正子」(Optional Modifiers) メニューから「個別の要件」(Separate Requirement) を選択します。
このオプションを選択すると、以下に示すように、SEP REQT という注記がアノテーションに追加されます。
3. ダッシュボードの「アクセプト」(Accept) ボタンをクリックします。
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