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フロア 5 軸仕上げシーケンス: 具体的なシナリオ
「フロア 5 軸仕上げ」(Floor 5 Axis Finish) を使用している場合に生じる可能性があるいくつかの具体的なシナリオを次に示します。
シナリオ 1 - ツールパスが生成されず、エラーメッセージが表示される
ウォールサーフェス同士が結合され、一方のウォールサーフェスに対応するフロアサーフェスがない場合、ツールパスは生成されません。以下に例を示します。
1. フロアサーフェスが定義されている 1 つ目のポケット
2. フロアサーフェスが定義されていない 2 つ目のポケット
1. 1 つ目のポケット
2. 2 つ目のポケット
3. 定義済みのウォールサーフェス
両方のポケットのフロアサーフェス上にツールパスを生成するには、2 つ目のポケットのウォールサーフェスに対応するフロアサーフェスを選択します。以下に例を示します。
1. フロアサーフェスが定義されている 1 つ目のポケット。
2. フロアサーフェスが定義されている 2 つ目のポケット。
1 つ目のポケットのフロアサーフェス上にのみツールパスを生成するには、ウォールサーフェスコレクター内のミルサーフェスを使用し、必要なすべてのサーフェスをコピーしてから、余分なコンターを除外します。これにより、対応するフロアサーフェスがないウォールサーフェスが除去されます。以下に例を示します。
1. 余分なサーフェスコンターを除外
シナリオ 2 - 「最も長いエッジ」入力オプションを使用した場合にツールパスが 1 つのポケットにのみ生成される
複数のポケットのフロアサーフェスを選択し、「最も長いエッジ」(Longest edge) 入力オプションを使用した場合、自動ガイドカーブを取得するのが困難な場合があります。このため、ツールパスは 1 つのポケットにのみ生成されます。以下に例を示します。
1. フロアサーフェスが定義されている 1 つ目のポケット。
2. フロアサーフェスが定義されている 2 つ目のポケット。
両方のポケットにツールパスを生成するには、「最も長いエッジ」(Longest edge) 入力オプションの代わりに「ユーザー定義」(User defined) 入力オプションを使用し、必要なガイドカーブを手動で選択します。
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