インタフェースの使用可能性について
Interface for Creo には、次のデータ交換フォーマット機能があります。
3D Manufacturing Format (3MF)
3D Manufacturing Format は、3D モデルとその表示をマークアップフォーマットで表す、XML ベースの標準フォーマットです。3MF ファイルフォーマットは、相互に依存する部品と関係、3D オブジェクト定義、サポートするファイル、および 3D モデル部品の処理に必要な全部品のセットの完全なコレクションです。3MF ファイルには 3D プリントで使用される 3D モデルについて完全に記述する完全なモデル情報を構成するデータが含まれています。これには 3D プリンタで製造可能な 3D 製造に関連するデータが含まれています。
次の操作を実行できます。
• 部品モデルとアセンブリモデルを含む 3MF ファイルを Creo にインポートする。
• Creo 部品モデルとアセンブリモデルを 3MF フォーマットにエクスポートする。
ACIS
次の操作を実行できます。
• .sat またはバイナリ .sab ファイル拡張子が付いた ACIS 部品/アセンブリモデルファイルをインポートする。
• Creo の部品とアセンブリをユーザー定義のパラメータとその単位、データムフィーチャー、2 次元断面、スケッチとともに ACIS .sat ファイルフォーマットにエクスポートする。2 次元断面とスケッチは平面カーブとしてエクスポートされます。
• エクスポートされた部品およびアセンブリを Creo Simulate で開く。
Adobe Illustrator のカーブ
次の操作を実行できます。
• Adobe Illustrator のカーブを部品、アセンブリ、またはスケッチとしてインポートします。
• フィーチャーとしてインポートしたカーブを修正して、ほかのジオメトリを作成します。
Autodesk Inventor
Creo で Autodesk Inventor のパーツ (*.ipt) ファイルとアセンブリ (*.iam) ファイルをインポートしたり、Autodesk Inventor のパーツモデルやアセンブリモデルを開いたりできます。Autodesk Inventor のアセンブリはアセンブリとしてインポートされ、パーツは部品またはアセンブリに変換されます。Autodesk Inventor のパーツやアセンブリを Creo で非 Creo モデルとして開くには、Creo Collaboration Extension for Inventor ライセンスが必要です。
Autodesk Inventor モデルの境界表現ジオメトリ、製品構造、データムフィーチャー、正確なサーフェス、エッジ、ワイヤボディデータムカーブ、色、パラメータ、モデル単位をインポートできます。
Autodesk Inventor は ATB 使用のアプリケーションです。Associative Topology Bus (ATB) 機能の詳細については、Associative Topology Bus のヘルプを参照してください。
CADDS 5
Creo Interface for CADDS 5 では、次の操作を実行できます。
• CADDS 5 のパートとアセンブリをインポートする。
• Creo のパートとアセンブリをネイティブ CADDS 5 フォーマットにエクスポートする。
ATB 使用の CADDS 5 については、Associative Topology Bus のヘルプを参照してください。
CATIA
Creo は CATIA バージョン 4 と 5 をサポートしています。Creo と CATIA バージョン 5 との間のデータ交換には、部品モデルとアセンブリモデルのインポートとエクスポートも含まれます。部品とアセンブリを CATIA バージョン 5 にエクスポートするには、Creo CATIA V5 Collaboration のライセンスが必要です。Creo で CATIA V4 および V5 の部品モデルやアセンブリモデルを開いてアセンブリに追加することで、Creo にマルチ CAD アセンブリを作成することもできます。
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CATIA V4 の部品とアセンブリのみを、Creo にインポートできます。部品モデルやアセンブリモデルを CATIA V4 にエクスポートすることはできません。
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CATIA バージョン 4 の次のファイルタイプは、Creo にインポートできます。
• CATIA V4 .model
• CATIA V4 モデルエクスポート (*.exp)
• CATIA V4 セッション (アセンブリ) *.session
CATIA V5 の次のファイルタイプでは、インポートとエクスポートがサポートされています。
• CATIA V5 CATPart (パーツ)
• CATIA V5 CATProduct (アセンブリ)
• CATIA V5 CGR
Creo では、CATIA V4 バージョン 4.1.6 から 4.2.5 でインポートがサポートされています。また、CATIA V5 リビジョン 10 から 27 でインポート、CATIA V5 リビジョン 25 から 30 (リビジョン 25 がデフォルト) でエクスポートがサポートされています。CATIA V5 R27 は、CATIA V5-6R2017 とも呼ばれています。
CATIA V4 および V5 は ATB が有効になっているファイルフォーマットです。ATB 機能の詳細については、Associative Topology Bus のヘルプを参照してください。
CDRS
CDRS と Creo アプリケーションとの間でデータを交換できます。CDRS で作成された工業設計サーフェスは、下流部門で構造設計し、エンジニアリング成果物を作成するためにインポートされます。ATB 使用の CDRS の詳細については、ヘルプモジュール「Associative Topology Bus」を参照してください。
コンピュータグラフィックスメタファイル (CGM)
CGM は、画像情報を保存し、取り込むためのベクトルベースの 2D イメージファイルフォーマットです。
次の操作を実行できます。
• 部品、アセンブリ、図面モードでグラフィック情報を CGM フォーマットへエクスポートします。
• CGM ファイルを図面、フォーマット、ノートブック、またはダイヤグラムにインポートします。
Creo Distributed Batch
バッチモードに入り、複数プロット、IGES、DXF、VDA、STEP、STL、または VRML ファイルを作成できます。
Creo Elements/Direct
Creo でネイティブの Creo Elements/Direct 図面ファイルやモデルファイルをインポートしたり、Creo Elements/Direct のパーツ *.sdpc コンテンツファイルやアセンブリ *.sdac コンテンツファイルを開いたりできます。Creo Granite 機能により、Creo Elements/Direct のパーツとアセンブリをインポートできます。
インポート可能な Creo Elements/Direct のファイルタイプは次のとおりです。
• 3D モデルデータ (*.pkg、*.sda、*.sdac、*.sdp、および *.sdpc) ファイル
• 2D 図面ファイル *.mi および *.bi
• 2D および 3D バンドル *.bdl ファイル
インポートされる図面は、作図用ジオメトリ、寸法、ハッチング、属性 (色、レイヤー、線種、フォントなど) で構成されています。*.mi、*.bi、*.bdl 図面ファイルに関連 3D モデルの関連詳細情報が含まれている場合、Creo Elements/Direct 図面ファイルを関連図面としてインポートできます。この後、インポートされた図面と関連 3D モデルを Creo で開くことができます。
Creo Elements/Direct からインポートされる部品モデルとアセンブリモデルの 3D データは、アセンブリ構造、モデルジオメトリ、モデルパラメータ、色と密度の属性、クリップ集合体、集合体点、座標系、アノテーション、パーツレベルとアセンブリレベルでの製品製造情報のアノテーションで構成されています。Creo Elements/Direct は ATB をサポートしています。
Creo View
次の操作を実行できます。
• 部品、アセンブリ、または図面を Creo View フォーマットにエクスポートします。
• Creo View ファセット部品およびアセンブリ構造をインポートします。
Creo はバージョン 13.0 までの Creo View をサポートしています。
データ変換フォーマット (DXF) と DWG
DXF ファイルをインポートし、インポートされた図面を修正したり、設計モデルを作成して、フィーチャーを作成できます。DXF ファイルには 2D または 3D ジオメトリを入れられます。次の操作を実行できます。
• 2D DWG ファイルをインポートおよびエクスポートします。
• 3D ジオメトリが含まれる DXF ファイルを使用して、部品、アセンブリ、構成部品、およびフィーチャーをインポートします。DXF ファイルに含まれるテサレーション化されたデータや正確な埋め込み ACIS データもインポートされます。
電気系 CAD (ECAD)
「ECAD」オプションを使用して、Creo と ECAD システム間で情報を交換できます。
ICEM
ICEM サーフェスモデルをインポートして、Creo モデルを作成できます。ICEM サーフェスをインポートしたり既存のモデルに追加したりすると、インポート IN フィーチャーが作成されます。
IGES (Initial Graphics Exchange Specification)
次の操作を実行できます。
• 図面、図面フォーマット、ノートブック、部品、アセンブリデータを IGES フォーマットにエクスポートします。
• すべてのサーフェスを B スプライン表示にして部品データをエクスポートし、適切なプログラムを使用して IGES ファイルのポストプロセスを自動的に開始します。
• 図面データを含む IGES ファイルを図面、フォーマット、レイアウトにインポートし、データを修正します。
• IGES フォーマットを介してエクスポート用に図面のモデルエッジをグループ化し、IGES グループをサポートするほかのシステムが、モデルエッジをエンティティの集合として表示できるようにします。
• 図面、スケッチ、部品データを含む IGES ファイルを Creo モードにインポートします。
イメージファイル
次の操作を実行できます。
• シェードイメージをポストスクリプトプリンタで印刷します。
• TIFF、JPEG、および EPS ファイルをエクスポートします。
• CGM 画像ファイルをインポートおよびエクスポートします。
• 図面モードに TIFF イメージをインポートします。
JT 表示形式
Creo Interface for JT を使用して、JT の部品やアセンブリをインポートしたり、Creo モデルを JT 形式にエクスポートしたりできます。JT 形式にエクスポートするにはライセンスが必要です。
JT ファイルはファセット表示としてインポートおよびエクスポートできます。部品やアセンブリを JT の各種製品構造にエクスポートできます。データムカーブ、データム点、ファセット、キルト、サーフェスなどのジオメトリデータや、アノテーション、エンジニアリングメタデータ、モデルパラメータなどの非ジオメトリデータをインポートおよびエクスポートできます。
MEDUSA
次の操作を実行できます。
• 詳細図面を MEDUSA シートとして MEDUSA にエクスポートします。
• MEDUSA シートをインポートします。
• 部品およびアセンブリに関するソリッドモデル情報を MEDUSA にテサレーション化されたデータとしてエクスポートします。MEDUSA は、ASCII ベースの *.asc ファイルにエクスポートされます。
• テサレーション化された MEDUSA *.asc ファイルをインポートします。
ニュートラルファイル
ニュートラル *.neu 部品やアセンブリをインポートしたり、Creo モデルをニュートラル *.neu フォーマットにエクスポートしたりできます。Creo アプリケーションと *.neu フォーマットとの間でジオメトリデータや非ジオメトリデータを交換できます。ジオメトリ情報には、ファセット、データムカーブ、データム点、シェル、ソリッド、2 次元断面などがあります。
以下の操作を実行できます。
• 「ニュートラル」(Neutral) オプションを使用して、フォーマット化されたテキストファイル (ニュートラルファイル) を作成またはインポートできます。このファイルには、トポロジー、リレーション、および Creo アプリケーションで作成された部品やアセンブリなどに関する属性などの情報が含まれています。
• ニュートラルファイルを使って、別のプログラムでインタフェースを作成できます。
• ニュートラルファイルフォーマットを使って、Creo Parametric で作成したデータを従来のバージョンの Pro/ENGINEER と相互に共有できます。
ニュートラルファイルフォーマットは ATB を使用します。詳細については、ヘルプモジュール「Associative Topology Bus」を参照してください。
NX
NX と Creo 間では、ファイルのインポート、エクスポート、挿入、およびアセンブリ操作を行ってデータを交換できます。ソリッドジオメトリ、サーフェス、レイヤー、色、アセンブリ構造、および単位を含むデータに対応しています。Creo で NX の部品モデルやアセンブリモデルを開いてアセンブリに追加することで、Creo にマルチ CAD アセンブリを作成することもできます。
Creo UG/NX Collaboration は別売りのライセンスです。NX は ATB 使用のファイルフォーマットです。
Parasolid
部品およびアセンブリを Parasolid にエクスポートしたり、Parasolid ベースの CAD システムから Parasolid フォーマットの 3D ジオメトリをインポートしたりできます。
PATRAN
PATRAN ソフトウェアシステムにより読み取ることができる部品データからファイルをエクスポートできます。このファイルは、PATRAN データベースファイルの仕様に従ってフォーマットされます。PATRAN ファイルには、ソリッド形状を取り囲むサーフェスのデータなどのアイテムの数学的定義が含まれています。Creo アプリケーションは PATRAN システムからのファイルを受け取ることはできません。
PDF (Portable Document Format)
高度なエクスポート機能を使用して、標準 PDF または PDF/A-1 フォーマットに Creo 図面をエクスポートできます。ベクトル図面などの図面を、サーチ可能なメタデータ、ハイパーリンク、ブックマークなどを含んでいる Adobe PDF にエクスポートできます。PDF/A-1 フォーマットは PDF/A-1b:2005 (sRGB) 規格に準拠しています。
図面のほかに、Creo モデルを埋め込みのグラフィックとして PDF ファイルにエクスポートできます。モデルは U3D グラフィックまたは 2D ラスターイメージとしてエクスポートできます。
PDF 出力のセキュリティパラメータとドキュメントプロパティを設定して、サーチ、ナビゲーション、トラッキングが可能なインテリジェントコンテンツによってより高度な出力を行うことができます。
Interface for Rhino
Creo Interface for Rhino を使用して、Rhinoceros から *.3dm 部品ファイルをインポートできます。このインタフェースは Creo Granite をベースにしたプラグインデータ交換プロセッサです。
データムカーブ、サーフェス、キルトなどのジオメトリデータがインポートフィーチャーとして各部品に取り込まれます。Import DataDoctor を使用してインポートフィーチャーを編集できます。ジオメトリデータのほかに、色とレイヤーもインポートできます。
スキャンデータ
タブレットからデジタル化し、Creo アプリケーションにインポートする既存の図面およびレイアウトの点、線、および円弧のデータを作成できます。
シュリンクラップ
シュリンクラップモデルには、それぞれ名前を付けて別々の Creo 部品として保存します。
Solid Edge
Solid Edge の部品やアセンブリを直接インポートしたり、Solid Edge 部品を Creo 部品に挿入したり、Solid Edge の部品やアセンブリ構成部品を Creo アセンブリにアセンブリしたりできます。
Solid Edge の部品やアセンブリの境界表現ジオメトリ、製品構造、データムフィーチャー、属性が Creo にインポートされます。
SolidWorks
Creo は SolidWorks の部品とアセンブリのインポートおよび SolidWorks への Creo の部品とアセンブリのエクスポートをサポートしています。Creo で SolidWorks の部品モデルやアセンブリモデルを開いてアセンブリに追加することで、Creo にマルチ CAD アセンブリを作成することもできます。Creo モデルを SolidWorks にエクスポートするには、Creo Solidworks Collaboration のライセンスが必要です。
SolidWorks と Creo との間で製品構造、境界表現ジオメトリ、非ジオメトリデータを交換できます。ジオメトリデータには、カーブ、ソリッド、キルトなどが含まれます。非ジオメトリデータには、構成部品、データムフィーチャー、キルトの表示ステート、属性と値のペア、色などが含まれます。SolidWorks は ATB をサポートしています。
STEP
次の操作を実行できます。
• 異なる CAD/CAE/CAM システム間における製品のすべての情報を STEP (Standard for the Exchange of Product Model Data) フォーマットを介して交換します。
• STEP Associative Drafting データ (AP214) をインポートおよびエクスポートします。
STHENO/PRO
STHENO/PRO は、初期段階の 2D コンセプトスケッチを作成するほか、Creo で作成された図面の詳細を作成できる広範囲な機能が装備されています。
エクスポート、インポート、および追加操作によって、.tsh ファイルフォーマットで Creo と STHENO/PRO の間でデータを交換できます。
Supertab
I-DEAS Supertab ファイルは、Supertab ソフトウェアシステムが読み取る部品データからエクスポートできます。このファイルは、Supertab ユニバーサルファイルの仕様に従ってフォーマットされます。Supertab ファイルには、ソリッド形状を取り囲むサーフェスデータなどの数学的定義が含まれています。Creo アプリケーションは Supertab システムのユニバーサルファイルを認識しません。
テサレーション化されたデータ
STL、レンダー、OptegraVis、Xpatch、MEDUSA、Wavefront、または INVENTOR にエクスポートすることにより、テサレーション化されたファイルを作成できます。ファイルをエクスポートする前にダイアログボックスを開いて、テサレーション化パラメータを指定できます。次の操作を実行できます。
• STL ファイルをインポートおよびエクスポートします。このファイルは、Creo 部品およびアセンブリジオメトリをステレオリソグラフィーまたはレンダリングプログラムによって読み取ることができます。STL ファイルは、ソリッドモデルのサーフェスを小さな平面ポリゴンのグループとして表します。
• IRIS Inventor という Silicon Graphics の 3D グラフィックツールキットによって読み込むことができる部品やアセンブリ情報をエクスポートします。
• 部品モデルまたはアセンブリモデルのジオメトリを Wavefront .obj ファイルとしてエクスポートします。
• テサレーション化されたファイルをエクスポートして、Optegra ビジュアライザソフトウェアで使用します。
• テサレーション化された MEDUSA .asc ファイルをインポートおよびエクスポートします。
• VRML フォーマットでファイルをインポートおよびエクスポートします。
• Xpatch レーダー断面解析ソフトウェアで使用するために、テサレーション化されたモデルをエクスポートします。
TIFF
TIFF は、アーキテクチャの異なるシステム間でのデジタルイメージデータのインタフェースをサポートします。TIFF を使用して、グラフィック情報とテキスト情報をビットマップフォーマットで保存し、その後 Creo アプリケーションと別のアプリケーションプログラムの間で交換できます。
Creo では、すべてのグラフィックモードでの TIFF のエクスポートとインポートをサポートしています。
VDA
Interface for Creo で利用できる VDA サーフェスデータインタフェースを介してインポートおよびエクスポートして、コンピュータシステム間で部品ジオメトリを転送できます。
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Creo は、ほとんどのフォーマットの 2D インポートおよびエクスポートのデフォルトフォントのみをサポートします。DWG および DXF フォーマットでは、Creo は DWG ファイルのエクスポート用のデフォルトフォントおよびインポート用のデフォルトフォントと IGES-1003 をサポートしています。
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Creo は VDA Version 2.0 をサポートします。