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超弾性材料定義の材料モデル
テストエリアで応力と歪みのデータを入力した後で、「最良適合材料モデルカーブを表示」(Show Best Fit Material Model Curves) オプションを使用して、いろいろな材料モデルでテストデータがどこまで近似されるかを調べます。「最良適合材料モデルカーブを表示」(Show Best Fit Material Model Curves) エリアで材料モデルのチェックボックスをオンにします。選択した各材料モデルのカーブが Creo Simulate のグラフエリアにプロットされます。このカーブは、テストデータへのモデルの最良適合を表しています。
Creo Simulate でテストデータの最良適合がどのように生成されるかについては、材料モデル適合のガイドラインを参照してください。
最良適合カーブの生成には、次のいずれかの材料モデルを選択できます。
Arruda-Boyce
Mooney-Rivlin
Neo-Hookean
多項式次数
簡約化多項式次数 2
Yeoh
カーブのカラーを変更するには、「グラフウィンドウオプション」(Graph Window Options) ダイアログボックスの「データシリーズ」(Data Series) タブを使用します。
Creo Simulate で選択した各材料モデルの RMS 誤差が表示されます。RMS 誤差とは、モデルの応力歪みカーブとテストデータの差のことです。Creo Simulate である材料モデルの最良適合カーブを生成できなかった場合、その材料モデルの「RMS 誤差」(RMS Error) 列に「NA」と表示されます。テストエリアで指定されている応力-歪みデータが不十分な場合、Creo Simulate で材料モデルに最良適合カーブが生成されないことがあります。
材料モデルに赤色の感嘆符 が表示されることがあります。この感嘆符は、-0.9 から 9.0 の範囲のある応力の値で材料モデルが無効であることを示しています。赤色の感嘆符を無視してその材料モデルを使用することもできますが、解析中に生じる材料の歪みの範囲内でその材料モデルが有効であることを確認する必要があります。「超弾性材料定義」(Hyperelastic Material Definition) ダイアログボックスで無効な材料モデルを選択して「OK」をクリックすると、その材料モデルが無効となる歪みの範囲が Creo Simulate で表示されます。
デフォルトで、「材料モデルを選択」(Select Material Model) エリア内の材料モデルのリストには「自動」(Automatic) と表示されます。これは、材料モデルが自動選択されることを示しています。Creo SimulateRMS 誤差が最小の有効な材料モデルが選択されます。「材料モデルを選択」(Select Material Model) エリアのリストから、別の材料モデルを選択することもできます。材料モデルを選択する場合、その材料モデルの最良適合カーブがグラフエリアに表示されていることを確認します。
選択した材料モデルの名前とその係数値が「材料モデルを選択」(Select Material Model) エリアに表示されます。Creo Simulate で最良適合カーブを使用してこれらの値が計算されます。値を変更するには、「最良適合係数を使用」(Use Best Fit Coefficients) チェックボックスをオフにして、係数値を指定します。係数値を変更すると、グラフエリアでその材料モデルの応力歪みカーブが変化します。
「超弾性材料定義」(Hyperelastic Material Definition) ダイアログボックスの「OK」をクリックすると、Creo Simulate でその係数を使用して超弾性材料が定義されます。「材料定義」(Material Definition) ダイアログボックスの「材料モデル」(Material Model) セクションに、材料モデルの名前と係数が表示されます。
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