Mooney-Rivlin
Mooney-Rivlin 材料モデルは、次に示す歪みエネルギーポテンシャル W を使用して記述されます。
材料定数を使用して、次のように初期横せん断係数を計算できます。
次のように材料の初期体積弾性率も計算できます。
ここで、
は第 1 偏差歪み普遍量、
は第 2 偏差歪み普遍量です。
超弾性材料の定義で材料モデルとして
「Mooney-Rivlin」を選択した場合、
、
、および
の値を指定する必要があります。
ほとんど圧縮できない材料では、
Creo Simulate で非圧縮条件が使用されます。指定されている
の値が
未満の場合、
Creo Simulate で解析時に
として次の値が使用されます。
=
.
ここで、G は初期横せん断係数です。
「超弾性材料定義」(Hyperelastic Material Definition) ダイアログボックスで材料モデルとして
「Mooney-Rivlin」を選択した場合、
Creo Simulate でこれらの定数が計算されます。
「超弾性材料定義」(Hyperelastic Material Definition) ダイアログボックスのテストエリアで
「平面」(Planar) テストのみを作成した場合、
Creo Simulate で
Mooney-Rivlin 材料モデルのこれらの定数は計算されません。
「単軸」(Uniaxial) テストまたは
「一様 2 軸」(Equibiaxial) テストを作成する必要があります。