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システム定義、ユーザー定義、および自動定義のメジャー
Creo Simulate では、システム定義、ユーザー定義、および自動定義のメジャーという 3 つのタイプのメジャーが使用されます。
「システム定義」(Predefined) - Creo Simulate で、製品の目標に対するシステム定義メジャーのセットが各製品に提供されます。たとえば、さまざまなシステム定義メジャーでは、以下が提供されます。
「Structure」 - フォンミーゼス応力、トレスカ応力、最大主応力、および最大変位のマグニチュードメジャーを提供します。
「Thermal」 - 熱流束マグニチュード、最大温度、最低温度などのメジャーを提供します。
システム定義のメジャーは、モデルの基準を評価または使用する量の範囲をカバーしています。すべてのシステム定義メジャーは、モデル全体に適用されるので、位置特有ではありません。モデルの解析時に、解析タイプに適切なシステム定義メジャーが Creo Simulate によって自動的に計算されます。
「ユーザー定義」(User-Defined) - モデルに対してユーザー定義のメジャーを作成することもできます。通常、これらのメジャーは、カスタムメジャーと呼ばれます。ユーザー定義のメジャーは、システム定義メジャーと同じ量を検索しますが、さらに柔軟で機能的に処理することができます。たとえば、ユーザー定義メジャーは、位置特有の量、時間特有の量、または周波数特有の量を観察する方法を提供します。システム定義メジャーと同様に、Creo Simulate は関連するすべてのユーザー定義メジャーを解析時に計算します。
ユーザー定義メジャーの作成の詳細については、ユーザー定義のメジャーを作成する理由を参照してください。
自動定義 - Creo Simulate ではさらに、特定のモデリングエンティティに固有なメジャーの制限的セットが自動的に定義されます。Creo Simulate で、自動定義メジャーは、接触やファスナーなど、メジャーを必要とするモデリングエンティティを追加した場合にのみ作成されます。モデリングエンティティを削除すると、Creo Simulate によって自動定義メジャーもモデルから削除されます。
Creo Simulate ではエンティティに依存するこれらのメジャーは自動的に作成されますが、接触用のメジャーはユーザー定義メジャーの一定義として扱われ、メジャー選択リストの「ユーザー定義」(User-Defined) 領域に配置されます。ファスナー用などのその他の自動定義メジャーは、「システム定義」(Predefined) エリアに表示されます。
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