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大規模なアセンブリのメッシュのガイドライン
アセンブリ内の構成部品の幾何公差値は、メッシュにおいて重要な役割を果たします。Creo Simulate がアセンブリのメッシュ化に失敗した場合は、次の手順を実行します。
1. 「ツール」(Tools) > 「公差レポート」(Tolerance Report) の順にクリックして、各構成部品の幾何公差の値をチェックします。
2. 公差レポートをレビューします。レポートをレビューする場合は、アセンブリなども構成部品と見なして、構成部品の公差値の中で顕著な違いを探します。違いはアセンブリによって異なりますが、顕著な違いとは通常、桁数が異なる場合のことを想定しています。たとえば、2.874 と 0.513 という 2 つの公差値は顕著な違いと言えますが、0.274 と 0.513 は顕著な違いとは言えません。
3. 構成部品の公差値を近づけるため、公差値が大きい方の構成部品の精度値を下げます。
4. Creo Simulate のレポートによって公差値に顕著な違いがあった場合、Creo Parametric に戻って、「ファイル」(File) > 「準備」(Prepare) > 「モデル特性」(Model Properties) の順にクリックして「モデル特性」(Model Properties) ダイアログボックスを開きます。「精度」(Accuracy) の隣にある「変更」(change) をクリックして、公差値が高すぎる構成部品の相対精度値や絶対精度値を下げます。
トップレベルアセンブリの精度値を変更するにはアセンブリモードで操作し、構成部品の精度値を変更するには部品モードで操作します。「精度」(Accuracy) コマンドを使用して作業する場合、精度値を減少させるということは、実際にはジオメトリの精度を高めるということなので注意してください。精度値を下げると、構成部品の公差値も下がります。精度の詳細については、Creo Parametric ヘルプセンターの「部品モデリング」領域を参照してください。