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マルチタスク工具としてのソリッドモデルの使用について
インサートが複数あるソリッドモデルを作成し、「工具設定」(Tools Setup) ダイアログボックスでマルチタスク工具として使用できます。ソリッドモデルは単一の部品またはアセンブリから成ります。「先端制御点」(TIP_CONTROL_POINT) パラメータを使用して、NC シーケンスによって異なるインサートを使用できます。ソリッド工具モデルをツールパス計算とガウジ回避に使用できるのは、「工具設定」(Tools Setup) ダイアログボックスの「外形使用」(Use Outline) オプションを使用してソリッド工具モデルが読み込まれている場合だけです。
ソリッドマルチタスク工具の作成では、次の点に注意してください。
5 軸ミル/ターンワークセルにはマルチタスク工具を定義できます。これらの工具は領域ターニング、溝切り旋盤、プロファイルターニングをサポートしています。
最大 6 つの先端を使用できます。インサートに、座標系と、対応する切削インサートの先端番号 (TIP1、TIP2、TIP3 など) を指定する必要があります。1 つ目の先端は必ず TIP または TIP1 になります。
切削インサートの先端は、YZ 平面上の 1 つ目の TIP1 に斜めになります。
ソリッド工具アセンブリに指定されている各種工具パラメータの値が「工具設定」(Tools Setup) ダイアログボックスに表示されます。
「工具設定」(Tools Setup) ダイアログボックスに、マルチタスク工具の部品やアセンブリのプレビューが表示されます。TIP1 の向きがデフォルトの向きになり、垂直方向に正の X 軸、水平方向に正の Z 軸が表示されます。ステップレベルのプレビューには、「先端制御点」(TIP_CONTROL_POINT) パラメータによって定義されているアクティブな先端の向きが示されます。