コマンドボタンプロパティの制御
コマンドボタンの外観を変更する方法は、いくつかあります。たとえば、テキストのみを表示してイメージは表示しない、または両方を表示するといったような場合です。
1. > の順にクリックして、「カスタマイズ」ダイアログボックスを表示します。
2. ツールバーのいずれかのアイコン上にポインタを置き、マウスの右ボタンをクリックすると、次のコマンドが表示されます。
◦ デフォルトにリセット: 選択したアイコンをデフォルト設定にリセットします。
◦ ボタンイメージのコピー: イメージをクリップボードにコピーします。
◦ 削除: ツールバーからボタンを削除します。ボタンを取得するには、「コマンド」タブをクリックして、カテゴリボックスから目的のカテゴリを選択し、アイコンをツールバーまでドラッグします。
◦ ボタンのデザイン: 既存のコマンドボタンの外観を変更することができます。また、既存のイメージを編集して、新しい名前で保存することにより、新しいボタンを作成することもできます。
◦ イメージ: ボタンのテキストをイメージに置換します。
◦ テキスト: ボタンのイメージをテキストに置換します。
◦ イメージおよびテキスト: ボタンにイメージとテキストの両方を表示します。「イメージおよびテキスト」を選択すると、テキストはヒントとして使用されます。
◦ グループの開始: 新しいツールバーのグループを起動します (セパレータとしてボタンの左側に縦線を入れます)。
新規コマンドの作成および既存のコマンドの編集
ピクセルエディタとマクロレコーダを使って、容易に新しいアイコンを作成したり、これらにコマンドシーケンスを割り当てることができます。既存コマンドを選択して編集することもできます。これらはすべて、「ユーザ定義コマンド」ダイアログボックスで行います。このダイアログボックスを表示するには「新規」または「編集」をクリックします。
マクロの記録
ここでは、マクロを記録して、ボタンにマクロを割り当て、そのボタンをツールバーに配置する方法を例を使って説明します。この例では、マクロにより、寸法が 100x50x55 の押し出しブロックが作成されます。
1. > の順にクリックして、「カスタマイズ」ダイアログボックスを表示します。
2. 「コマンド」タブが使用可能であることを確認します。
3. 「新規」をクリックして、「ユーザ定義コマンド」ダイアログボックスを表示します。
4. 「コマンド ID」で次の操作を行います。
◦ 「名前」ボックスに Extrude 55 と入力します。
◦ 「グループ」リストで「Machine」を選択します。
◦ 「アプリケーション」リストで「SolidDesigner」を選択します。
5. 「記述」に Extrudes a 55 mm block と入力します。これはプロンプト用テキストです。
6. 「イメージ」で「一覧」をクリックし、../personality/bitmaps/bmp/commands/SolidDesigner/Machine でビットマップイメージ extrude.bmp を選択します。
7. 「編集」をクリックして、ピクセルエディタを使用して画像が容易に認識されるように編集します。この例では、55 という数字を追加しました。
8. 「保存」をクリックして編集した画像を保存します。
9. 「記録」をクリックしてマクロの記録を開始します。「ユーザ定義コマンド」ダイアログボックスは縮小されて「コマンド記録の停止」ボタンになっていることに注意してください。次の操作を行います。
a. 「Modeling」をクリックしてから「作図」グループで 「長方形」の隣の矢印をクリックします。
c. ユーザ入力ラインに 0,0 100,50 と入力します。
d. 「Modeling」をクリックしてから「モデル」グループで 「プル」の隣の矢印をクリックします。
f. 必要に応じてパーツ名 (p1など) を入力します。
g. 「距離」ボックスに 55 と入力します。
i. 「コマンド記録の停止」をクリックして、再度「ユーザ定義コマンド」ダイアログボックスを表示します。
j. 「OK」をクリックしてこのダイアログを閉じ、「コマンド」タブに戻ります。
10. 「カテゴリ」ボックスを下にスクロールして、「マシニング」をハイライトします。新しいコマンド (Extrude 55) が、コマンドボックスの下部で使用可能になっているはずです。このコマンドを希望のツールバーにドラッグして、「カスタマイズ」ダイアログボックスを閉じます。
マクロが正しく動作しているかどうかを確認するには、Extrude 55 ボタンをクリックして、押し出しブロックを作成します。
コマンドを定義したり、マクロを記録する際は、以下の事項に注意してください。
• ローカライズボックス (オプション) では、ローカル名設定用のフィールドが別途表示されます。このフィールドに何も入力しなかった場合は、自動的に名前が設定されます。
• 既存のグループ名を指定したり、新しい名前を入力して新しいグループを作成できます (My Command など)。
• 「UI の動作」ボックスでは、メニューが表示される位置を指定します。
◦ デフォルト - メインメニューの下にメニューが表示されます (ただし、メインメニューを移動していない場合)。
◦ 相対 - ボタンの隣にメニューが表示されます。
◦ 要求時 - デフォルトでメニューオプションは表示されません。メニューオプションを表示するには、「上級」ボタンを使用します。
◦ なし - メニューを表示しません。
• マクロを記録する際、ビューポートでのクリックは許可されません。
• アイコンを編集しても、現在ツールバーやメニューで使用可能な既存アイコンは影響を受けません。