さまざまな 3D 曲線作成コマンドを使って、3D 空間に独立した 3D 曲線を作成できます。ただし、サーフェイス上にある曲線を定義することもできます。これは、トリミング線やパーティングラインを定義する場合や、新しい設計で曲線を制限する場合に有効です。新しい曲線は、選択した面のトポロジーに準拠します。

また、ワイヤパーツを新規作成したり既存パーツに追加せずに、作成済みの曲線をサーフェイスにインプリントすることもできます。作成済みの曲線は、定義されているサーフェイス上に稜線としてインプリントされます。この機能を使って、インプリントされた曲線で面を分割して、分割した一方の面を保存して残したり、削除できます。

曲線は、サーフェイスの補間点をクリックすることによって、および曲線を割り当てる接線基準を指定することによって、サーフェイス上に定義できます。追加の接線は曲線を作図する基準サーフェイスを基準とします。スプラインのように、曲線は開くことも閉じることもできます。

下図に接線と点によってサーフェイス上に定義される 3D 曲線と作成された曲線を示します。

3D 曲線は一度に 1 つの面上で定義する必要があります。次のオプションを使用すると曲線の "チェーン" を定義し、1 つのワイヤパーツにできます (曲線をインプリントする場合はこのオプションを使用できません)。2 つの面にまたがる曲線を作成するには、面と面とを接合する稜線上にある、両方の曲線に対して共通な点を指定します。

面のトリム解除境界の点は、曲線の始点と終点としてのみ選択できます。ただし、補間点として面の稜線上の点を指定できます。新しい 3D 曲線はトリム解除したサーフェイス上に作成され、必ずしも曲線全体が実際の面に含まれるわけではないことに注意してください。インプリントされた曲線は、定義面に合うようトリミングされます。

異なる面における曲線を接続するには、各面で別々に曲線を描く際、同じワイヤパーツ名を使い、共通の境界点をシェアします。