テキスト関数
テキストに関する Creo Elements/Direct Annotation の次の領域をカスタマイズできます。
DOCU-REGISTER-TR-GROUP 関数、DOCU-REGISTER-TR--TYPE 関数およびオプション
DOCU-REGISTER-TR-GROUP 関数および DOCU-REGISTER-TR-TYPE 関数は、テキスト参照タイプのグループを定義します。テキスト参照は、枠をカスタマイズした場合に特に便利です。
テキスト参照は、Creo Elements/Direct Annotation にロードされた am_customize ファイルまたは別のファイルに LISP 関数で定義されています。Creo Elements/Direct Annotation にファイルをロードするには、ユーザ入力ラインで (load "path / filename") と入力します。path / filename は有効なテキスト参照定義を含むファイルおよびそのパスです。
DOCU-REGISTER-TR-GROUP 関数または DOCU-REGISTER-TR-TYPE 関数をユーザ入力ラインに入力することもできます。新しいテキスト参照グループおよびタイプには、必ず一意な名前を使用します。新しいグループまたはタイプを既存の名前で登録するには、最初に古いエントリを登録解除する必要があります。
テキスト参照関数のリストは次のとおりです。詳細については個別リンクを参照してください。
例も示します。
構文
DOCU-REGISTER-TR-GROUP 関数
DOCU-REGISTER-TR-GROUP 関数は、テキスト参照タイプの新しいグループを登録します。ユーザインターフェイスに表示される新しいグループ名を指定して範囲 (「GLOBAL」または「SHEET」) を更新します。
構文
(DOCU-REGISTER-TR-GROUP "New group name" "Group update scope")
DOCU-UNREGISTER-TR-GROUP 関数
DOCU-UNREGISTER-TR-GROUP 関数は、以前に定義したテキスト参照グループを 1 つ登録解除します。任意の既存グループ名を二重引用符で囲んで指定します。
構文
(DOCU-UNREGISTER-TR-GROUP "Group name")
DOCU-REGISTER-TR-TYPE 関数
DOCU-REGISTER-TR-TYPE 関数は、新しいテキスト参照タイプを登録します。タイプ定義には次の項目を指定する必要があります。
• 新しいテキスト参照のオーナとなるグループの名前。
• 新しいテキスト参照タイプの一意な名前。この名前がユーザインターフェイスに表示されます。
• テキスト参照の初期値 (例: ??? または NIL)
• テキスト参照タイプを更新する更新関数。関数名の前にアポストロフィを付けます。
構文
(DOCU-REGISTER-TR-TYPE "Owning group name" "New text reference type name" "Initial value" 'Update function)
DOCU-UNREGISTER-TR-TYPE 関数
DOCU-UNREGISTER-TR-TYPE 関数は、以前に定義したテキスト参照グループを 1 つ登録解除します。タイプを含むグループの名前とテキスト参照タイプそのものの名前を含めます。名前はいずれも二重引用符で囲まなければなりません。
構文
(DOCU-UNREGISTER-TR-TYPE "Group name" "Text reference type")
DOCU-UPDATE-TR-GROUP 関数
DOCU-UPDATE-TR-GROUP 関数は、テキスト参照グループを更新します。グループ名は二重引用符で囲まなければなりません。この関数は LISP プログラムまたはダイアログからグループを更新するために使用します。
構文
(DOCU-UPDATE-TR-GROUP "Group name")
例
テキスト参照登録の例は次のとおりです。
(docu-register-tr-group "My_group_name" "GLOBAL")
(docu-register-tr-type "My_group_name" "MY_TYPE" "???" 'my-value-update-function)
上記の最初の関数により、更新範囲が全要素である "My_group_name" という名前のテキスト参照グループが作成されます。2 つ目の関数で、テキスト参照グループ "My_group_name" に "MY_TYPE" という名前のテキスト参照タイプが作成されます。現在値 (初期値) は "???" であり、更新後の値は "my-value-update-function" により供給されます。
DOCU-REGISTER-SPECIAL-CHAR 関数およびオプション
DOCU-REGISTER-SPECIAL-CHAR 関数は、Creo Elements/Direct Annotation の「特殊文字」テーブルで使用する特殊文字の登録に使用します。hp_symbols および hp_symbols2 フォントの任意の文字を登録できます。定義済みのピクスマップも「特殊文字」テーブルに入れ、文字を表現することができます。
登録の関数は am_customize ファイルまたは別のファイルに含めることができます。Creo Elements/Direct Annotation にファイルをロードするには、ユーザ入力ラインで (load "path / filename") と入力します。path / filename は有効な DOCU-REGISTER-SPECIAL-CHAR 関数を含むファイルおよびそのパスです。
DOCU-REGISTER-SPECIAL-CHAR 関数をユーザ入力ラインに入力することもできます。特殊文字の "メタ名" には必ず一意な名前を使用します。
DOCU-REGISTER-SPECIAL-CHAR 関数およびそのオプションと、関連する関数のリストは次のとおりです。詳細については個別リンクを参照してください。
例は次のとおりです。
構文
CHAR-CODE オプション
:CHAR-CODE は、選択したフォント (:hp_symbols または :hp_symbols2) での特殊文字のコード番号を指定します。
構文
-->(:CHAR-CODE)----->|code number|------->
FONT-CODE オプション
:FONT-CODE は、登録する特殊文字を含むフォントを指定します。フォントの候補は :hp_symbols および :hp_symbols2 です。
構文
-->(:FONT-CODE)----->|:hp_symbols or :hp_symbols2|------->
META-NAME オプション
:META-NAME は、特殊文字の名前を指定します。この名前は、「特殊文字」テーブルとテキストエディタで表示されます。名前は一意でなければなりません。以前のメタ名のインスタンスは、登録解除してから再度登録します。メタ名は、<Diameter> のように山括弧に囲まれて表示されます。
構文
-->(:META-NAME)----->|"metaname"|------->
PIXMAP-FILE オプション
:PIXMAP-FILE は、「特殊文字」テーブルの特殊文字のエントリに含めるピクスマップまたはビットマップファイルを指定します。ファイルは XPaint などの任意の標準ピクスマップエディタで作成できます。ピクスマップの推奨サイズは 42 × 24 ピクセルです。
構文
-->(:PIXMAP-FILE)----->|"filename"|------->
DOCU-UNREGISTER-SPECIAL-CHAR-ALL 関数
DOCU-UNREGISTER-SPECIAL-CHAR-ALL 関数は、以前に定義した特殊文字をすべて登録解除します。デフォルト文字を使用しない場合、am_customize ファイル (または別のファイル) で、DOCU-REGISTER-SPECIAL-CHAR のインスタンスの前にこの関数を記述します。
DOCU-UNREGISTER-SPECIAL-CHAR 関数
DOCU-UNREGISTER-SPECIAL-CHAR 関数は、以前に定義したテキスト特殊文字を 1 つ登録解除します。任意の既存文字のメタ名を二重引用符で囲んで指定します。
構文
(DOCU-UNREGISTER-SPECIAL-CHAR "metaname")
例
特殊文字登録の例は次のとおりです。
(docu-register-special-char :char-code 126
:font-code :hp_symbols2
:meta-name "Micro"
:pixmap-file "pixmaps/doc3d2d/sym2_126.pm")