その他の機能
Creo Elements/Direct Annotation では、次のさまざまな領域をカスタマイズできます。
DOCU-BLEND-REPLACEMENT 関数
モデルの 2D 製品表現ではブレンドされた稜線がスプライン稜線として計算される場合があり、したがって半径寸法または直径寸法で直接寸法付けができない場合があります。DOCU-BLEND-REPLACEMENT 関数を使用して、そのような稜線を寸法付けが可能な円弧に置き換えます。
ブレンドの置換
デフォルトの設定 (t) では、スプラインに置換可能なブレンド稜線をすべて置換します。稜線を置換する際には近似が行われるため、新しいブレンド稜線 (円弧) とブレンド面の接線稜線 (頂点付近) の間に小さなすき間ができる場合があります。
構文
(SETQ DOCU::*DOCU-BLEND-REPLACEMENT* t or nil)
DOCU-BROWSER-DISPLAY-ALL 関数
関数 DOCU-BROWSER-DISPLAY-ALL を使用して、表示されたビューのコンポーネントの名前を図面一覧に表示できます。ビューに属する表示可能なオブジェクト (パーツまたはアセンブリ) を知っておくと便利な場合があります (3 つのクエスチョンマークのアイコンで表示されます)。
表示可能オブジェクトの表示
デフォルト (nil) では、オブジェクトは一覧に表示されません。
構文
(setq DOCU::*DOCU-BROWSER-DISPLAY-ALL* t or nil)
| この関数は「便利な機能」(つまり正式にはサポートされていないもの) であり、Creo Elements/Direct Annotation の将来のリリースでは修正される可能性があります。 |
DOCU-SET-DEFAULT-FILE-SUFFIX 関数
デフォルトで、Creo Elements/Direct Annotation では Creo Elements/Direct Drafting と同じ事前定義された接尾記号 (.mi) を使用して 2D データファイルを保存します。DOCU-SET-DEFAULT-FILE-SUFFIX 関数は、指定した接尾記号を図面、スケッチ、および枠を保存する際のデフォルトに設定します。
構文
(DOCU-SET-DEFAULT-FILE-SUFFIX "string")
オプション
デフォルトのファイル接尾記号として、任意の文字列を入力します。たとえば、デフォルトは (docu-set-default-file-suffix "mi") です。
DOCU-SELECTED-SETTINGS-SINGLE-SELECTION-AUTO-GRAB 関数
オブジェクトを選択して特定の設定を編集する際に、メニューフィールドにそのオブジェクトのパラメータが自動的に入力されます。DOCU-SELECTED-SETTINGS-SINGLE-SELECTION-AUTO-GRAB 関数は、この暗黙的な "グラブ" 動作をオフにします。デフォルトの設定 (:on) では、この動作は使用されます。
構文
(DOCU-SELECTED-SETTINGS-SINGLE-SELECTION-AUTO-GRAB :ON or :OFF)
DOCU-CLEAR-TOP-PART-FOR-IMPORTED-SD-FILES 関数
「2D インポート」で図面をロードすると、通常、最上位パーツが変更されずに残ります。要素を含む図面をロードすることで、最上位パーツに多数の要素が累積し、非表示であってもファイルサイズの増大や、パフォーマンスの悪化につながる場合があります。DOCU-CLEAR-TOP-PART-FOR-IMPORTED-SD-FILES 関数を使用して、2D 図面のロード時には常に最上位パーツの図形を削除するよう設定できます。パフォーマンスを向上させるため、デフォルトの設定 (:off) ではこの動作を行いません。
構文
(DOCU-CLEAR-TOP-PART-FOR-IMPORTED-SD-FILES :ON or :OFF)