シート枠関数
DOCU-REGISTER-FRAME 関数を使用して、カスタマイズした枠タイプを作成します。Creo Elements/Direct Annotation には事前定義された枠タイプ (A0 から A4 など) がありますが、Creo Elements/Direct Annotation でその他のタイプを作成し、DOCU-REGISTER-FRAME で am_customize ファイルまたは別のファイルに登録できます。Creo Elements/Direct Annotation にファイルをロードするには、ユーザ入力ラインで (load "path / filename") と入力します。path / filename は有効な DOCU-REGISTER-FRAME 関数を含むファイルおよびそのパスです。
DOCU-REGISTER-FRAME 関数をユーザ入力ラインに入力することもできます。カスタマイズした新しい枠には必ず一意な名前を付けてください。枠を既存の名前で登録した場合、古い枠が自動的に登録解除されます。
DOCU-REGISTER-FRAME 関数およびそのオプションと、関連する関数のリストは次のとおりです。詳細については個別リンクを参照してください。
例を示します。
構文
UI-NAME オプション
:UI-NAME は Creo Elements/Direct Annotation に表示される枠の名前を決定します。任意の文字列を二重引用符で囲んで入力します。
構文
-->(:UI-NAME)----->|"name"|------->
FILE オプション
:FILE は必要な枠を含むファイルの名前を指定します。有効な MI ファイルを指定して、フルパスおよびファイル名、または Creo Elements/Direct Modeling のサーチパスへの相対パスのいずれかを二重引用符で囲んで入力します。
構文
-->(:FILE)----->|"filename"|------->
WM-NAME オプション
:WM-NAME は WorkManager データベースで使用する枠の名前を決定します。任意の文字列を二重引用符で囲んで入力します。
構文
-->(:WM-NAME)----->|"WorkManager name"|------->
DEFAULT オプション
:DEFAULT は、新しく登録する枠を Creo Elements/Direct Annotation 内でデフォルトの枠タイプとして使用するかどうかと、使用する場合の方法を決定します。
構文
-->(:DEFAULT)-----+--->--T----------->--+--->
| |
+--->--:everytime-->---+
| |
`--->--NIL--------->---'
オプション
• :T 枠を最初に作成するシートのデフォルトとして使用します。
• :everytime 新しい枠が選択できる場合に、枠をデフォルトとして使用します。
• :NIL デフォルトの枠は最後にユーザインターフェイスで最後に使用した枠になります (CoCreate Drafting 11.60 およびそれ以前のデフォルト)。
DOCU-UNREGISTER-FRAME-ALL 関数
DOCU-UNREGISTER-FRAME-ALL 関数は、以前に定義した枠をすべて登録解除します。デフォルト枠を使用しない場合、am_customize ファイル (または別のファイル) で、DOCU-REGISTER-FRAME のインスタンスの前にこの関数を記述します。
DOCU-UNREGISTER-FRAME 関数
DOCU-UNREGISTER-FRAME 関数は、以前に定義した枠のうち指定したものを登録解除します。任意の既存枠名を二重引用符で囲んで入力します。
構文
(DOCU-UNREGISTER-FRAME "name")
DOCU-REGISTER-MIGR-FRAME-STANDARD-SIZES 関数
DOCU-REGISTER-MIGR-FRAME-STANDARD-SIZES 関数は、移行中に認識するすべての標準枠サイズを登録します。この関数は、古い CoCreate Modeling-ADU ファイルを Creo Elements/Direct Annotation に移行する前に使用します。枠が標準サイズ (A4 から A0、A から E) の場合は認識され、移行した図面で枠が保持されます。この関数を am_customize ファイルに追加して、Creo Elements/Direct Annotation で枠が自動的に認識されるようにします。
例
カスタマイズ枠登録の例は次のとおりです。
(docu-unregister-frame-all) (docu-register-frame :ui-name "Company-A0" :file "/tmp/Company-A0")