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ドリル加工穴の追加
Creo Elements/Direct Part Library では、1 つ以上のパーツを貫通するドリル加工穴を作成し、穴の各側にくぼみを付けることができます (くぼみを作成しないことも可能)。
作成したドリル加工穴は、穴パターンというグループに保存できます。これらのグループは、子のオブジェクトとともに集合体としてアセンブリに格納されます。パターン グループを作成すると、グループ全体を移動したり、パターンの値 (パターン内の穴同士の間隔など) を変更したりすることができます。
ただし、パターンに含まれるいずれかの穴に変更を加えても、他の穴は変更されません。たとえば、6 つの単純なドリル加工穴を含むパターン グループで、そのうちの 1 つの穴に対し上部のくぼみを追加した場合、この穴にのみ変更が適用されます。
次の 3 つのコマンドのいずれかを使用して、ドリル加工された穴を追加することができます。
「点/方向」: 点と方向を指定し、位置を定義します。
「2 点」: 2 点を指定し、位置を定義します。
法線: 面上の点を指定して位置を定義します。ねじと穴の方向は、自動で面の法線方向に設定されます。
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複数のパーツを貫通する穴を作成する場合、アセンブリレベルで穴集合体を作成する必要があります。こうしておくと、穴に変更を加えたときに、すべての関連するパーツにその変更が適用されます。
パーツまたはアセンブリにドリル加工穴を追加するには
1. 「Part Library」をクリックしてから「ドリル」グループで 「作成」の隣の矢印をクリックします。
2. 「作成」セクションで以下のコマンドを選択します (上に各コマンドの説明があります)。
「点/方向」をクリックし、ビューポートで「中心」点とドリル「方向」を設定します。方向を設定する際、Tab キーを押すと矢印の方向が切り替わります。
「2 点」をクリックし、ビューポートで進入点 (「点 1」) と終点 (「点 2」) を設定します。
「法線」をクリックし、ビューポートで「中心」を設定します。
3. 1 つのパーツのみを貫通する穴をドリル加工するには、「パーツ貫通」を選択し「パーツ」フィールドで正しいパーツが選択されていることを確認します。
4. 複数のパーツを貫通する穴をドリル加工するには、「パーツ貫通」を選択解除し、「パーツのスキャン」セクションで以下のオプションのいずれかを選択します。
面へ: 面を選択すると、ドリル加工穴は以前の手順で選択した面からこの手順で選択した面まで延長され、その間にあるすべての面を貫通します。このオプションは、2 点または法線コマンドを使用する場合にのみ利用できます。
面が分割面:このオプションは、タップ付き止り穴がドリルに定義されている場合に利用できます。止り穴の終点となるパーツは、分割面とドリルの方向により定義されます。
全パーツ: 穴の経路上にあるすべてのパーツをドリル加工します。
ビューポート: 選択したビューポートに表示されるパーツのみをドリル加工します。
パーツ: 選択ツールを使って、ドリル加工するパーツのリストを作成します。
5. パターングループを作成するには、「パターン集合体の作成」セクションで「オーナ」としてアセンブリを選択します。
6. ここで作成した穴を既存のパターングループに追加するには、「パターン集合体の作成」セクションの「穴パターン」に、構造一覧内のパターングループを選択します。
7. 穴のパターンを作成するには、「複写」フィールドで「線形」「線形グリッド」、または「放射状」を選択し、以下のオプションを設定します。
方向 (線形): ビューポートで方向を選択します。
距離 (線形): パーツ間の距離を入力します。
: ビューポートでパターンの軸を選択します。
角度 (放射状): パーツ間の角度を入力します。
(両タイプ): パターンに含めるパーツの数を入力します。
8. 「OK」 をクリックして操作を完了します。