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情報の移行
Creo Elements/Direct 18.0 以降では、Creo Elements/Direct Part Library 18.0 より前のリリースの情報を Creo Elements/Direct Part Library 18.0 以降に移行できます。
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移行のベストプラクティスについては、<Creo Elements/Direct Part Library installation location>/sd4/customizations/PartLibrary/Customization Migration Notes.pdf<Creo Elements/Direct Part Library installation location>/sd4/customizations/PartLibrary/library_part_migration.pdf を参照してください。
移行結果を確認する必要があり、必要な場合は、手作業で修正する必要があります。
情報を移行するには
1. Creo Elements/Direct Part Library を起動します。
2. ユーザ入力行に library_parts_migration と入力します。「移行」ダイアログボックスが開きます。
3. 「旧ディレクトリ」ボックスに、移行する情報を含むディレクトリのパスを入力します。
4. 「新ディレクトリ」ボックスに、移行した情報を格納する新しいディレクトリのパスを入力します。
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以下の環境変数を追加して、ディレクトリパスをデフォルトで設定しておくこともできます。
PART_LIBRARY_COMPANY_DIR: 旧ディレクトリのパスを指定します。
PART_LIBRARY_PARTS: 新ディレクトリのパスを指定します。
5. 「進捗」ボックスに、移行状況を記録するログファイルの名前を入力します。「ログウィンドウ」で移行状況を確認することもできます (「ビュー」をクリックし、「ウィンドウ」グループで「ツールバー」の隣の矢印をクリックします。「コンソール」をクリックします)。
6. 「警告」チェックボックスをオンにして、「警告」ボックスに警告用ログファイルの名前を入力します。
7. 「エラー」ボックスに、エラー用ログファイルの名前を入力します。
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エラー用と警告用のログファイルは、移行時にエラーと警告が発生した場合にだけ作成されます。
8. をクリックして移行を開始します。
エラーおよび警告の例と、その意味を以下に示します。
エラーとその意味
エラーの例
意味
2011.02.11 09:36:57 - <NEW PART normteile/company/T-Stück_DIN2615_154x2_14301 was not migrated. file X:/customer/isover/sd/sdp_customer/normteile/company/T-Stück_DIN2615_154x2_14301.pkg does not exist.>
移行用に指定されたファイルがユーザによって削除されています。
2011.02.11 09:56:46 - <ERROR reading cfg file of group <normteile/company/my_special_screws>>
指定したグループの構成ファイル (*.cfg) が削除されているか、構文エラーがあります。
2011.02.11 10:02:30 - <ERROR reading msg file of group <normteile/company/my_special_screws>>
指定したグループのメッセージファイル (*. msg) が削除されているか、構文エラーがあります。
2011.02.11 10:02:50 - <object=normteile/profile/dinen10060_h6 was not migrated, because standard dinen10060_h6 has been removed from installed base (standard has been cancelled)>
ほかの標準に取って代わられたため、標準を移行できません。
2011.02.11 10:10:17 - <EXISTING PARAMETER PART normteile/muttern/dn315 was not migrated. There is no key column SID or NAME in the customized data table>
カスタマイズしたデータテーブルにはキー列である SID 列が必要です。ユーザが SID 列を削除した場合、移行はできません。
2011.02.11 10:22:18 - <EXISTING PARAMETER PART normteile/muttern/dn315 was not migrated. Error import of data table X:/customer/isover/sd/sdp_customer/normteile/muttern/dn315.par>
カスタマイズしたデータテーブルファイルに構文エラーがあります。
警告とその意味
警告の例
意味
2011.02.11 08:19:31 - <EXISTING PARAMETER PART normteile/dichtringe/dn7603_form_a : row SID=din7603a_6.7_9.4_1 column DN : value=<6.05> is different to original table (original value =<6>).>
元のデータテーブルの値が修正されています。
2011.02.11 10:42:19 - <EXISTING PARAMETER PART normteile/gleitlager/dn1494 : The row SID=din1494_75_80_50_D is not part of the customized data table. Row has been marked as deleted.>
元のデータテーブルの行が削除されています。
2011.02.11 08:19:31 - <EXISTING PARAMETER PART normteile/dichtringe/dn7603_form_a : The column DESCRIPTION_ENGLISH is not part of the customized data table.>
元のデータテーブルの列が削除されています。または、元のデータテーブルの列が移行したデータテーブルと一致しません。
2011.02.11 08:30:35 - <WARNING NEW GROUP name=<company/screws> has to be renamed to <company/screws>_138475238 (reason : uniqueness)>
Part Library のツリー構造でオブジェクト名が一意ではありません。そのようなオブジェクトは、移行処理時に名前が変更されます。