サーフェイスの操作
コアおよびキャビティの各フォームを作成する前に、フォーム間の分割面を定義する必要があります。フォームにも、スライドの作成にも、面が必要です。また、「コア & キャビティ」メニューに、2 つのサーフェシング標準ツールであるサーフェイスの「挿入」と「面の削除」が追加されています。
分割線とモールド パーツの抜き方向からモールド ブロックへ延長される分割面を作成できます。分割面は、6 種類のモードのいずれかを使用して作成できますが、分割面作成時に分割線の個々の稜線に対して個別にモードを設定できます。
分割面を作成するには、以下の手順を実行します。
1. 「Mold Design」をクリックしてから
「サーフェイス」グループで
「分割面」をクリックします。
「分割面」ダイアログボックスが開きます。
2. 分割面用の境界稜線を得る集合体を指定します。または、「稜線」をクリックした後、手動で稜線をクリックします。(ヒント: 選択ツールの「境界」オプションを使用すると、面によって定義される領域の境界を形成する稜線を選択できます)。
3. 必要に応じて、分割面の「抜き方向」を指定します。
4. 分割に使用する「モールドブロック」を指定します。
5. 分割面の作成方法を指定する「デフォルトモード」を以下から選択します。
◦ 垂直 (デフォルト)
◦ 平行
◦ 非平行
◦ 鉛直:
◦ 接線: このオプションを使用する際、分割モードで右または左のどちらの参照面を使用するかを指定する必要があります。
◦ 一定: このオプションを使用する際、分割方向を 3D 方向ツールを使用して指定する必要があります。
モードのオプションの使用例については、下図を参照してください。
6. 個々の稜線の分割モードは、以下の手順で変更します。
◦ 変更する稜線を選択します。
▪ 「稜線」 (「オプション変更」内) をクリックして、変更する 1 つまたは複数の稜線をクリックします。
▪ チェーンをクリックし、変更する稜線のチェーンを指定します。開始稜線、終端稜線、内部稜線を順番にクリックして、チェーンを定義します。
▪ 「パーティングライン」オプションをクリックして、1 つまたは複数のパーティングライン集合体のすべての稜線に対する方向値を変更します。「新モード」は、自動的に「パーティングライン」に設定されます。稜線方向は、パーティングライン集合体とともに格納された方向に従って設定されます。「パーティングライン」モードは、ユーザが「パーティングライン」オプションを使用して稜線の方向値を変更する場合にのみ使用可能です。
◦ 「新モード」リストから、選択した稜線の分割モードを選択します。
◦ 必要に応じて、引き続き個々の稜線の分割モードを変更します。
7. 現在の設定で分割面がどのように表示されるかを確認するには、
「プレビュー」をクリックします。操作を終了するには、
「OK」
をクリックします。
上記の 6 種類の分割面モードの違いを下図に示します。分割稜線は、ボスによって定義されています。
図 167. 垂直と平行
図 168. 非並行と鉛直
図 169. 接線と一定
面を作成するには
1. 「Mold Design」をクリックしてから
「サーフェイス」グループで
「面」をクリックします。
「面」ダイアログボックスが開きます。
2. 面を必要とする開いたループを、以下のいずれかの方法で指定します。
◦ 境界稜線を得る集合体を指定します。
◦ 選択した集合体に開いたループが複数ある場合は、「ループ」をクリックして、面に適したループを選択します。
◦ 「稜線」をクリックして、閉じたループを定義している稜線を指定します。(ヒント: 選択ツールの「境界」オプションを使用すると、面によって定義される領域の境界を形成する稜線を選択できます)。
3. 面の作成方法を指定する「デフォルトモード」を以下から選択します。
◦ 接線: このオプションを使用する際、右または左のどちらの参照面を使用するかを指定する必要があります。
◦ 補間
4. 個々のループの分割モードは、以下の手順で変更します。
◦ 「ループ変更」(「オプション変更」内) をクリックして変更するループをクリックします。
◦ 「新モード」リストから、このループの分割モードを選択します。オプションは上記と同じです。
◦ 必要に応じて、引き続き個々のループの分割モードを変更します。
5. 「次」をクリックすると、現在の面が作成されます。メニューは消去されないため、同じ設定の面を新たに作成できます。「OK」をクリックすると、操作が終了します。
