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ボスの作成
作成可能なボスは、(下図の左から右へ順に) ソリッドのボス単純なボススクリューボスの 3 種類です。
図形内の寸法は以下のとおり定義されています。
変数
説明
t
参照肉厚
ID
穴の直径
BT
ボス穴の下面の肉厚
r
穴のブレンド半径
OD
ボスの直径
h
ボスの高さ
R
ボスのブレンド半径
Tc
深座ぐりの直径
Td
深座ぐりの深さ
Te
ねじ噛み合わせ
上記3種類のボスを作成する手順はほぼ同じのため、以下にまとめて説明します。
1. 「モールド集合体」をクリックしてから「プラスチック集合体」グループで 「作成」をクリックします。「プラスチック集合体一覧」が開きます。
2. 必要に応じて、「プラスチック集合体一覧」の「ボス」カテゴリの左側のプラス (+) 記号をクリックして、このカテゴリを展開します。
3. 必要に応じて、「ソリッドのボス」「単純なボス」、または「スクリュー ボス」をダブルクリックします。関連する作成メニューが表示されます。
4. 必要に応じて、「計算規則」リストから、ボスの計算時に変数の決定に使用する計算規則 (計算式グループ) を選択します。
5. モデル上でボスの中心点をクリックします。
6. ボスの方向は Advisor によって設定されます。これを変更するには、「方向」をクリックして、「3D 方向」ツールを使用して別の方向を指定します。
7. 「肉厚参照 (t)」データ入力フィールドに参照肉厚を入力します。
8. 「単純なボス」を作成する場合は、「直径 (ID)」データ入力フィールドに穴の直径を入力します。
9. 「スクリュー ボス」を作成する場合は、「ねじ直径」データ入力フィールドにねじの直径を入力します。
10. (選択した計算規則により算出された) デフォルトのパラメータを変更するには、以下の手順を実行します
a. 「拡張」をクリックしてオンにし、メニューにデフォルトの「ボスデータ」 (単純なボスとスクリューボスの場合は「穴データ」) を表示します。
b. 必要に応じて値を変更します。図形も参考にしてください。
11. 操作を終了してボスを作成するには、「OK」 をクリックします。
入力したパラメータのいずれかが規則に違反している場合、Advisor により、パラメータの許容値を示す警告メッセージが表示されます。この警告を無視して、入力した値を確定する場合は、「警告」ボックスの「続行」をクリックします。
パラメータの入力中、メニューの「デフォルト」をクリックすると、いつでも Advisor が設定したデフォルト値に戻すことができます。これにより、入力したすべての値がデフォルト値に戻ります。
「デフォルト」をオンにしていても、デフォルトパラメータのいずれか 1 つを変更すると「デフォルト」スイッチは自動的にオフになります。これにより、その時点以降はユーザがユーザ定義の値を指定するとみなされます。したがって、これ以降に「肉厚参照 (t)」「ねじ直径」または「計算規則」の値を変更した場合は、再び「デフォルト」オプションをオンにするまで、パラメータがデフォルト値に応じて変更されることはありません。