レポートの生成

解析条件を作成し終わったら、解析条件に関するレポートを生成できます。これを解析条件レポートと呼びます。標準のデータに加え、VRML ファイルも生成できます。

FE Analysis の「出力」グループの「レポート」ボタンでは、データベースから HTML ベースのファイルにデータを直接出力することができます。この HTML ベースのファイルは、Web ブラウザで表示できます。

VRML ファイルをレポートに表示するには、外部 VRML ビューワをインストールする必要があります。

解析条件レポートは、解析条件を要約したものです。アセンブリレベルの解析条件の場合、個々のパーツの詳細も示されます。解析条件レポートには、次のような情報が含まれています。

レポートに含める情報を指定するには、「レポート」ダイアログボックスを使います。また、次の設定を使用して解析条件レポートを作成することもできます (da_config を参照)。設定は、ユーザ入力行で入力することも、da_config ファイルで指定することもできます。

(ferrum::ferrum-docu-docu-dir "/var/tmp")
(ferrum::ferrum-set-rootdir "personality")
(ferrum::ferrum-docu-logo "personality/DesignAdvisor/CoCreate.gif")
(ferrum::ferrum-docu-project "") ;; e.g. use "<some directory>/project_description.html"
(ferrum::ferrum-docu-author "<your name fetched from the systme>")
(ferrum::ferrum-docu-frame-version 0)
0 ... do not use frames
1 ... use frames

文字列 docu-dir は、解析条件レポートの出力先を表します。解析条件レポートを作成するたびに、新しいディレクトリが作成されます (または再利用されます)。このディレクトリには、レポートに関連する次のようなファイルがあります。

ファイル名	説明
document.html	メインの HTML レポートファイル
partname_studyname.html	ブラウザフレーム
left.html	左フレーム
top.html	上部フレーム
logo.gif	レポートで使うロゴ
studyname_mesh.wrl	メッシュの VRML ファイル
studyname_res.wrl	結果の VRML ファイル

レポートに含める情報を指定するには、「レポート」ダイアログボックスを使います。

「レポート」ダイアログボックスで使用可能なコマンドとオプションは、次のとおりです。

解析条件	解析条件の名前
パーツ/アセンブリ	所有するパーツまたはアセンブリの名前
ディレクトリ	レポートおよび生成されたすべてのファイルが保存されるディレクトリ
関連図面	レポートの名前

「全般」をクリックすると、次のコマンドとオプションを使うことができます。

作成者	レポートの作成者の名前。作成者名が不要な場合は、チェックボックスをオフにします。
ロゴ	会社のロゴ。ロゴが不要な場合は、チェックボックスをオフにします。
プロジェクト	プロジェクトへのリンク。プロジェクトへのリンクが不要な場合は、チェックボックスをオフにします。

「条件データ」をクリックすると、次に示す情報を解析条件レポートに含めるかどうかを指定することができます (チェックボックスをオンにすると情報がレポートに含まれます。オフにすると情報がレポートに含まれせん)。

「結果」をクリックすると、解析結果の種類を指定してレポートに含めることができます。レポートに含める必要がある解析結果のチェックボックスをオンにします。

「イメージ」をクリックすると、イメージ名とイメージフォーマットの種類を指定できます。必要なイメージのチェックボックスをオンにします。

結果	結果の VRML ファイルを生成します。イメージが不要な場合は、チェックボックスをオフにします。
メッシュ	メッシュの VRML ファイルを生成します。