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メッシュの品質の視覚化
ソルバーがどの程度正確にこのタスクを実行できるかの感覚をつかむため、自動メッシュジェネレータによって生成されたメッシュの幾何品質を解析したい場合があります。メッシュは品質計算全体を処理する必要があるので、これは必要です。たとえば、1 つの細長い要素を除いて、ほとんど理想的な四面体を含むメッシュを作成できるとします。このような場合、ソリューションの質は良くありません。特に、問題の要素が、対象としている領域にある場合は良くありません。四面体の幾何品質は四面体の内部球体と外部球体の比から計算されます。稜線の長さがすべて等しい四面体の場合、この比は 1:3 です。これが品質値 1 と定義されます。
幾何メッシュ品質を視覚化するには、次の操作を行います。
1. 「出力」グループで「メッシュ」をクリックして、「メッシュ出力」ダイアログボックスを開きます。
2. 「要素品質」の下の「色の使用」をクリックします。
「色の使用」をオンにして、デフォルト (「不可」および「優」) を受け入れると、Creo Elements/Direct Modeling で次のコード体系に従って色付けされた面を使用したメッシュ要素を含む VRML ファイルが生成されます。
カテゴリ
品質値
=0.5
=0.2
=0.1
不可
<0.1
この場合、すべての要素に色付けされた面があります。
特定の品質の要素、または特定の範囲の品質のみを対象とする場合、「下限の品質」および「上限の品質」ボックスを使用して、表示する品質を指定します。たとえば、品質が優および良の要素を表示しない場合、上限の品質を選択します。
品質基準に合う要素が、色付けされた面を使用して VRML ファイルに書き込まれます。他の要素は、ワイヤ稜線のみで表わされます。
「色の使用」をオフにすると、Creo Elements/Direct Modeling で緑の面を持つメッシュ要素を使用して VRML ファイルが書き込まれます。