強制変位
強制変位は、設計モデルの頂点、稜線、または面、もしくはモデルの一部が 指定した軸に沿って指定した距離(ゼロ以外)移動するのに要求される仕様です。
強制変位は、「強制変位」ダイアログボックスで設定できます。ダイアログボックスで、強制拘束の位置、つまり頂点、稜線、または面を選択します。
強制変位の位置を選択すると、強制変位が適用される、モデルの特定の参照位置を入力する「変位」または「回転変位」ダイアログボックスが開きます。３つの参照軸のそれぞれに沿った変位値と座標系に関して変位方向の入力も要求されます。
次を選択することによって、別の強制変位を同じ種類 (例えば、2番目の面)の他の位置に設定できます。別の種類の強制変位を設定するには (特定の頂点に強制変位を適用した後、稜線に別の強制変位を適用するなど)、ボタンメニューから別の種類の位置を選択し、新しく表示された変位ボックスで値を設定します。
強制変位を頂点に設定するには
1. 「FEA」をクリックしてから「機械的 LBC」グループで「強制変位」をクリックします。「強制変位」ダイアログボックスが開きます。
2. 「強制変位」ダイアログボックスで「頂点」をクリックします。
「変位」ダイアログボックスが開きます。
3. 必要に応じて、解析条件に名前を付けます。
事前に名前が入力されていない場合、「変位」ダイアログボックスの「解析条件」をクリックして、ハイライトされたフィールドに新しい名前を入力できます。
4. 名前をクリックします。Creo Elements/Direct Finite Element Analysis は、「名前」ボックスに現在の変位の名前を候補として表示します。この名前を受け入れるか、ハイライトされたボックスに新しい名前を入力できます。
5. 強制変位を適用する設計モデルの頂点をクリックします。
選択モードでは、ビューポートのコントロールを使用して表示の調節や対象パーツのビューの最適化を行うことができます。
選択すると、Creo Elements/Direct Finite Element Analysis で「参照頂点」ボックスに「定義済み」と表示されます。
6. 「変位」ダイアログボックスで「方向」をクリックします。
3D コパイロットが表示されます。
3D コパイロットを使用して方向を設定します。
または、
「変位」ダイアログボックスの適切な軸ボックスに、変位の値を直接入力します。
7. 次をクリックすると、メニューは開いたままで、他の頂点に強制変位を定義できます。
8. 
をクリックして選択を確定し、強制変位を適用します。
強制変位を稜線に設定するには
1. 「FEA」をクリックしてから「機械的 LBC」グループで「強制変位」をクリックします。「強制変位」ダイアログボックスが開きます。
2. 「強制変位」ダイアログボックスで「稜線」をクリックします。
「変位」ダイアログボックスが開きます。
3. 必要に応じて、解析条件に名前を付けます。
事前に名前が入力されていない場合、「変位」ダイアログボックスの「解析条件」をクリックして、ハイライトされたフィールドに新しい名前を入力できます。
4. 名前をクリックします。Creo Elements/Direct Finite Element Analysis は、「名前」ボックスに現在の変位の名前を候補として表示します。この名前を受け入れるか、ハイライトされたボックスに新しい名前を入力できます。
5. 強制変位を適用する設計モデルの稜線をクリックします。
選択モードでは、ビューポートのコントロールを使用して表示の調節や対象パーツのビューの最適化を行うことができます。
選択すると、Creo Elements/Direct Finite Element Analysis で「参照稜線」ボックスに「定義済み」と表示されます。
6. 「変位」ダイアログボックスで「方向」をクリックします。
3D コパイロットが表示されます。
「3D コパイロット」ダイアログボックスを使用して方向を設定します。
または、
「変位」ダイアログボックスの適切な軸ボックスに、変位の値を直接入力します。
7. 次をクリックすると、メニューは開いたままで、他の稜線に強制変位を定義できます。
8. をクリックして選択を確定し、強制変位を適用します。
強制変位を面に設定するには
1. 「FEA」をクリックしてから「機械的 LBC」グループで「強制変位」をクリックします。「強制変位」ダイアログボックスが開きます。
2. 「強制変位」ダイアログボックスで「面」をクリックします。
「変位」ダイアログボックスが開きます。
3. 必要に応じて、解析条件に名前を付けます。
事前に名前が入力されていない場合、「変位」ダイアログボックスの「解析条件」をクリックして、ハイライトされたフィールドに新しい名前を入力できます。
4. 名前をクリックします。Creo Elements/Direct Finite Element Analysis は、「名前」ボックスに現在の変位の名前を候補として表示します。この名前を受け入れるか、ハイライトされたボックスに新しい名前を入力できます。
5. 強制変位を適用する設計モデルの面をクリックします。
選択モードでは、ビューポートのコントロールを使用して表示の調節や対象パーツのビューの最適化を行うことができます。
選択すると、Creo Elements/Direct Finite Element Analysis で「参照面」ボックスに「定義済み」と表示されます。
6. 「変位」ダイアログボックスで「方向」をクリックします。
3D コパイロットが表示されます。
3D コパイロットを使用して方向を設定します。
または、
「変位」ダイアログボックスの適切な軸ボックスに、変位の値を直接入力します。
7. 次をクリックすると、メニューは開いたままで、他の面に強制変位を定義できます。
8. をクリックして選択を確定し、強制変位を適用します。
頂点の強制変位を編集するには
1. 「編集」をクリックしてから「LBC」グループの「編集」をクリックします。
2. 編集する設計モデルの頂点の強制変位のシンボルをクリックします。(構造一覧を使用してこの作業を行うこともできます)。
選択モードでは、ビューポートのコントロールを使用して表示の調節や設計ビューの最適化を行うことができます。
選択後、「変位修正」ダイアログボックスが開きます。
3. 表示されたフィールドのパラメータを必要に応じて変更します。
4. をクリックして編集を確認し、変更したパラメータで強制変位を再適用します。
稜線の強制変位を編集するには
1. 「編集」をクリックしてから「LBC」グループの「編集」をクリックします。
2. 編集する設計モデルの稜線の強制変位のシンボルをクリックします。(構造一覧を使用してこの作業を行うこともできます)。
選択モードでは、ビューポートのコントロールを使用して表示の調節や設計ビューの最適化を行うことができます。
選択後、「変位修正」ダイアログボックスが開きます。
3. 表示されたフィールドのパラメータを必要に応じて変更します。
4. をクリックして編集を確認し、変更したパラメータで強制変位を再適用します。
面の強制変位を編集するには
1. 「編集」をクリックしてから「LBC」グループの「編集」をクリックします。
2. 編集する設計モデルの面の強制変位のシンボルをクリックします。(構造一覧を使用してこの作業を行うこともできます)。
選択モードでは、ビューポートのコントロールを使用して表示の調節や設計ビューの最適化を行うことができます。
選択後、「変位修正」ダイアログボックスが開きます。
3. 表示されたフィールドのパラメータを必要に応じて変更します。
4. をクリックして編集を確認し、変更したパラメータで強制変位を再適用します。
